関東は、例年6月7日ごろに梅雨入りと言われていますが、この原稿を書いている6月半ば、いまだ梅雨入りはしていません。とはいえいつ梅雨入りしてもおかしくないこの時季。キッチンまわりの梅雨支度を始めました。ジメジメシーズンにこそ食べたくなるものや使いたくなる調味料をご紹介します。
大粒の寒天が魅力! 隠れ人気商品の「茂助のあんみつ」
1898年、日本橋魚市からスタートした「茂助だんご」。スーパーマーケットの「紀ノ国屋」では、通年「茂助だんご」が販売されていますが、毎年6月に入ったころからでしょうか。「茂助のあんみつ」も並び、これが本当においしいのです!
手作業で大粒にカットされた寒天は、西伊豆と千葉でとれる天草を独自にブレンドしたもの。きちんと味と風味のある、正統派の寒天です。合わせるこしあんはもちろん、黒蜜、求肥、パイナップルとあんずのシロップ漬け、赤えんどう豆もすべて自家製。しかも黒蜜は沖縄、赤えんどう豆は北海道、パイナップルは石垣島とできる限り国産のものを使用しているんです。
子どもの頃は寒天のおいしさが理解できず、あんみつやみつ豆に興味はありませんでしたが、40代半ばを過ぎた頃からでしょうか。ジメジメした日や暑い日に食べる寒天スイーツのおいしいこと! さっぱりとしていて、食物繊維もたっぷり! こんなにも日本の夏にぴったりのスイーツってないですよね。
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