髪がうねって暴れやすいこの時期。特にボブヘアの人は、ストレートアイロンを使う頻度が増えますよね。慣れた手つきで上手にアイロンを使えたらいいのでしょうが「何度もアイロンを当ててしまう」「クセがとれない」「ダメージばかり加速してしまって……」なんて戸惑っていませんか?
ストレートパーマや縮毛矯正をかけるのも手ですが、白髪染めが最優先でパーマはかけたくない人の場合、普段のスタイリング法を見直してみましょう。今週は湿度に負けず、アイロンヘアがしなやかにきまるコツを紹介します!
\お話を伺ったのはこの方/
うねりやすい夏の髪。きれいな
ストレートをつくるポイントはふたつ!
「ストレートアイロンが上手く使いこなせない人は、いきなりアイロンを使わず、プレブローを取り入れましょう。しなやかさに断然、差が出ます」そう話すのはLaf from GARDENの寺尾拓巳さん。
例えば、しわくちゃのシャツにアイロンをかけると時間がかかってしまいますよね? でも、きちんとシワ伸ばしをしてからアイロンを当てれば、時間をかけず楽にハリ感が出ます。実は、髪にも同じことが言えるそうです。
「もうひとつ大事なことは、きちんと保湿剤を使用することです。この時期は湿気によって広がりやすい一方、髪が乾くことでも膨らんでしまいます。なので、内側からしっかりと潤いバランスを整えてから熱を加えるようにします。また、ストレートアイロンだけに頼ると、特に大人髪の場合はトップがペタンとしやすいです。根元部分だけは、別のテクニックを加えて厚みのあるふんわりトップを目指しましょう」(寺尾さん)
湿度が高い日こそ実践!
アイロン前のプレテクニック
BEFORE
STEP1
ハリコシ効果の高い保湿剤をつける
年齢による痩せた髪や乾燥する髪は、最初に保湿剤で髪に潤いを与えましょう。「エマルジョンタイプは髪へのなじみがよくて使いやすいです。中でも“yードコサラクトン”配合の保湿剤がおすすめ。ドライヤーやヘアアイロンの熱によって髪と結合し、毛髪に光沢感やなめらかさ、するんとした質感を与えてくれます。この成分は湿度の高い環境でも髪のうねりを抑制して、まとまりが出ることがわかっています。大人の痩せた髪にも効果的ですよ」(寺尾さん)
使用したエマルジョンはこちら!
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Laf from GARDEN
テクニカルマネージャー・寺尾拓巳さん
40〜50代の女性から多くの指名を受ける寺尾さん。薬剤などのケミカル知識が豊富で、エイジング毛を考慮しながら、希望のスタイルに合った施術を的確に見極めてくれると評判。デザインだけでなく、長期的な髪の健康状態を念頭においたていねいな技術が人気です。