今回は、宝飾業界に革新をもたらす新技術を用いたジュエリーのご紹介です。デザイナー安部真理子氏による、デッドストックのストーンや素材を活かした存在感のあるデザインが魅力的な「シャランポワ」と「アドリン ヒュー」から、世界初の新技術「ピュアメタルフォーミング」を用いたジュエリーが誕生しました。
日本の職人と共に開発した「ピュアメタルフォーミング」は、純度100%のピュアな地金(純金・純銀)を硬化させるという新技術。純度100%のためアレルギーフリーかつ、経年変化に強い(劣化・酸化を防ぐ)ため半永久的に愛用できるという、身体にも環境にも優しい革新的素材です。
このたびの新技術を活用し、捨てられてしまう石や貝、古道具、ヴィンテージのデッドストックなどをピュアな地金で包みこむことで新たな生命を吹き込んだジュエリーとオブジェを発売。“地球上に既に存在する資源の活用”がコンセプトの「シャランポワ」と「アドリン ヒュー」ならではの新作が誕生しました。
純度100%となるSV1000(純銀)とK24(純金)は非常に柔らかく、これまで日常的に身につけるジュエリーに用いられることはほぼありませんでした。そこで、硬化技術を駆使することでジュエリー制作を実現したい、というデザイナーの思いから誕生したのが今回の新作。シルバーに関してはより意義が大きく、劣化と酸化を防ぐ加工により長く綺麗に使用でき、結果的に環境に優しいところに魅力を感じたのだそうです。
東洋の優雅な文化と美学に敬意を払うファインジュエリーブランド「シャランポワ」では、“古月”ゴールドコレクションに新技術「ピュアメタルフォーミング」を活用したK24YGの繊細でシンプルなリングとフープピアスをラインナップ。
「アドリン ヒュー」では、古物や天然素材をアップサイクルしたオブジェも展開。古いグラスやプレートの他にも、パールを取り出した後のアコヤ貝や食用のシャコ貝、ホタテ貝の貝殻といった廃棄される運命だった貝殻をピュアシルバーで包み、唯一無二の味わいのあるオブジェへと新たな生命を吹き込んでいます。
ご紹介したジュエリーとオブジェは「シャランポワ」「アドリン ヒュー」のオンラインストア、南青山のアポイントメント制サロンにて販売中です。ぜひチェックしてみてくださいね。
画像提供/シャランポワ、アドリン ヒュー
構成・文/度会千絵
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