帰国するたびに驚く、日本人女性の美意識の高さ

メイクのオン/オフで人間関係をスイッチ。モナコの富豪が教えてくれた「ご機嫌な私」を育む秘訣_img0
ショップのスタッフと(中央がエミチカです)。モナコの女性は、シンプルなメイクにサングラス、が日中の定番スタイル。

日本に帰国している最中にいつも感心するのは、「日本の女性たちはいつでも身ぎれいにしている」ということです。これから仕事に向かうであろう人、お店で買い物をしている人、カフェで働いている店員さんなど……。目に映る女性のほとんどがメイクに気を遣い、ヘアケアやヘアセット、人によってはネイルまで美しく整えています。

日本人女性一人ひとりの美意識の高さには、いつもあらためて感動してしまいます。

一方、モナコの女性たちはというと、普段はさほどメイクには気合が入っていません。世界じゅうの大富豪が集まる国なのに意外と思われるかもしれませんが、彼女たちの日常メイクは、地中海の厳しい紫外線を防ぐための日焼け止め、これだけです。昼間の女性たちは、そんな、メイクとも言えないスキンケアのみで終わらせていることがほとんどなのです。

 


昼はシンプルに、夜はゴージャスに、がモナコ流


ですが、夜になると女性たちは一変します。目元に華やかなアイシャドウを塗り、口元には真っ赤なリップを引いて、ぐんと華やかに変身! 昼と夜のモナコの女性たちを見比べると、その違いに驚くはずです。

モナコを含めヨーロッパでは、ディナーは恋人や夫婦で楽しむカップル文化が根付いています。だから、愛する人の前ではメイクも華やかなものにチェンジ。社交の場やパーティーでも、しっかりメイクをして出かけます。

普段は日焼け止めだけ、夜は赤いリップを大胆に。モナコの女性はメイクのオン/オフがはっきりしているのです。そんな女性たちのオフモードを見ていると、私もふっと肩の力が抜ける気がします。

ヘアサロンには頻繁に行く彼女たちですが、そのほとんどはヘアケアと常連さん同士のおしゃべりが中心。凝ったヘアカラーを施術したり、パーマをかけたりすることはほとんどありません。