ついあれこれと口出しする理由は、子供への期待が大きすぎるから
では、私が子離れできずに、つい子供に口出ししてしまう理由はなんなのか考えてみました。
当然ですが、親である私は息子より長く生きていて、いろんな失敗や成功をしてきています。だから、少しでも子供には失敗をさせたくない。そんな気持ちから、そうならないように口出しをしてしまいがち。そして、息子の夢を叶えてほしい、努力すれば夢に近づけると期待しすぎているから、あれこれと口出しをしてしまいがちになるのです。
もちろん、口出しされると息子も私のことを“ウザい”と思うだろうし、やろうと思っていた気持ちも消え失せてしまうこともあるでしょう。
とにかく自分の子供を信頼して見守る
では、子離れをするには、なにから始めればいいのでしょうか。
私が気づいたのは、これからは息子を信頼して、静かに見守る。言いすぎない。
もし私が口出ししなかったばかりに失敗したとしても、もうこの年齢なら失敗から学ぶこともあるだろう。
そう思うことにしました。もう、ずっと目を離しては危ないような幼い年齢ではないですからね。
これまで13年間息子を育ててきてわかっているのは、人をわざと傷つけたり、騙したり、一般的にやったらダメだと認識されていることはしない、つまり歪んだことはしないだろうという安心感はある。おそらく、大きな隠し事を私にすることも今のところはないであろうとも思える。
改めて考えると、もう息子はある程度子離れしても「大丈夫」な状況になっているのかもしれない。
これから勉強でつまづいたり、大好きな野球がうまくいかないこともあったり、周りの影響でタバコやお酒が気になってしまうこともあるかもしれない。でも、きっと息子なら大丈夫。
そうわかったら、なんだか肩の荷が少し降りたような気がしてきました。この「大丈夫」が子離れの合図かもしれませんね。まだ中学生だと、完全に子離れするわけにはいかないとは思いますが、少しずつ子供との向き合い方を変えるときに来ているようです。
皆さんはいつ頃、どうやって子離れをされましたか?
イラスト:Shutterstock
構成・文/高橋香奈子
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