昔あった「ほこ×たて」というテレビ番組で、「何でも貫く矛」「どんなものも通さない盾」のように相矛盾する性能を持つもの同士を対決させたらどちらが勝利するかというものがありました。そんなの不可能でしょう? という意味の言葉のはずが、まさにこの矛盾するふたつの要素が入ってしまっている美容液が最近発売になりました。故事成語も超えていく日本のコスメのテクノロジー、すごい(笑)。私、ピーリング美容液大好きなので、その意味でも注目アイテムだったのですが、これがなかなか良かったので今週のお助けコスメにいたします。

 

 


最近、話題の雪肌精の敏感肌向けシリーズはみなさまチェック済みですか?


雪肌精といえば使ったことがない方はいらっしゃらないかも、というレベルの青い瓶のロングセラー化粧水で有名ですよね。暑い夏には冷蔵庫で冷やして使う方も多いとか。ですが、ご存知でしょうか。雪肌精はその長い歴史の中で、他にもいろいろなラインや名品を生み出してきたレジェンドブランドでもあるのです。

最近でもその勢いは止まらずアツい新製品が続出しているのが、肌あれを原因から防ぐ「雪肌精クリアウェルネス」ライン。特に敏感・低刺激タイプの新作は、私、いつも楽しみにしておりますが、この夏まさかのピーリング美容液が登場。え?

守りなの?攻めてるの?「敏感肌ラインのピーリング美容液」がぱっと見矛盾してるのに肌あれに効いた件_img1
形状はよくあるピーリング美容液らしい、スポイト付き瓶のタイプ。間違いなく角質ケアタイプのようですが、酸で溶かすタイプだとしたら結構刺激が強いのでは……。そう思って公式を確認しましたところ、「ふきとり不要! 毎日肌につけるだけ。角質をはがさずケアし、すこやかな肌をサポート」とあります。今までのピーリング美容液とは様子が違うみたいですね。
守りなの?攻めてるの?「敏感肌ラインのピーリング美容液」がぱっと見矛盾してるのに肌あれに効いた件_img2
ほんの少しだけとろみがあるエッセンス状。2、3滴で肌全体にじゅうぶんなじませることができそうです。公式にもあるように、毎日使用してもOKなのがわかるほど、肌あたりがなめらかでやさしい感じがします。多少肌あれや粉吹きがあっても密着してくれそうな浸透感です。
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せっかくなので、手に残ったぶんも両肘になじませておきます。ピーリング美容液はむしろこれが醍醐味だったりします(笑)。

一週間ほど、朝晩の洗顔後に使用してブースターのようにケアに組み入れてみました。まず、洗顔後のつっぱりをとりあえず気にならなくしてくれるくらい、これだけでまあまあの保湿感があります。一回の使用で劇的に変化というよりは、気がつくと肌の凸凹した手触りやガサガサがツルッと変化している感じ。あまり気負わず淡々と使うと気がつけば美肌になっているような使い心地で、確かにこれは肌の防御力を上げるという意味では守りだけど、ガサガサをツルツルに変えるという意味では攻めのケアともいえそう。うれしい矛盾美容液ですね。よろしければ、お試しになってみてください。
 


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