金髪をためらう理由をつぶしていく


私、めちゃくちゃ剛毛なんです。多い、かたい、太い、癖っ毛。どの美容院に行っても、「お客さん、いままで接客した人の中で一番髪が多いよ!」と言われます。縮毛矯正でどうにか落ち着かせていましたが、かけるのにも毎回5時間かかりました。全頭ブリーチをしてしまうと、さらに縮毛矯正をするということが難しくなってしまう(髪がとても痛んでしまう)。そういった理由もあり、ハイライトやインナーカラーはさせてもえたものの、なかなか全頭ブリーチにこぎつけることはできませんでした。しかし、全頭ブリーチを決意させる出来事がありました。

一つ目は、ゴリゴリなヘアスタイルが得意なアバンギャルドな美容師さんに担当が変わったこと。「私でも全頭ブリーチできますかね……」とおそるおそる聞くと、「なんで? できるっしょ!! まかせて」と即答。保守的な美容師さんが超えさせてくれなかった壁が一瞬で崩れたのでした。

二つ目は、9ボーダーを迎えたこと。20代ラストイヤーになるので、なにかやり残したことをやっておきたいという気持ちになったんです。もちろん、別に金髪なんて何歳でもできるんですけど、今やりたいことをやっておこう、という気持ちが強くなったんです。

 


私が思う「美」の基準


そして、最後のひと押しとなったのが、日本アカデミー賞授賞式での菅田将暉さんの金髪&眉ブリーチ姿。黒い衣装に金髪が映えて、神秘的なルックスでした。


もともと推しであるちゃんみなさんが眉ブリーチをしたのを見てから、眉ブリーチをしたいとずっと思っていたんです。


でも、どうみたって似合う人限られるじゃないですか。憧れる気持ちと裏腹になかなか勇気が出なくて。でも、菅田将暉さんのかっこよさを見て、やっぱり私が理想とする「美」って、どこか「振り切れていること」だと再認識したんです。

そしていざ! 全頭ブリーチ&眉ブリーチへ! 5時間以上の大工事を経て、念願の金髪になりました。(ブリーチは2回しました)

髪を染めるのは身体に悪いと言われ、万年黒髪だった私が金髪になって生まれた意外な変化_img0
このために黒いアイシャドウを買いました

鏡を見たときの気分はめっちゃ晴れやか! なんだか心が軽い軽い。しばらく見慣れず、なんなら今でも鏡を見て「誰やねん」と思うときはありますが、それでも黒髪よりむしろしっくり来ています。