Q：毎日のお手入れ、いつから始めたらいいですか？
髙瀬：これからの時代、UVケアは必須です。UVケアは子どもが幼少期の早いうちから習慣化させること。外出する際は洋服や帽子、日焼け止めも併用し、肌を守ることを習慣にしてください。
2. ベタつきのないみずみずしいテクスチャーは、全身使用におすすめ。汗・水にも強い三次元UVフィルムを採用し、強力な紫外線をしっかりガード。ニベアUV ディーププロテクト＆ケア ジェル SPF50+・PA++++ UV耐水性★★ 80ｇ ¥1078（編集部調べ）／ニベア花王
3. 圧倒的なつけ心地の良さの秘密は、肌になじみやすい「水感エッセンス」。みずみずしいテクスチャーが肌にピタッと密着し、紫外線をガード。ベタつきや膜感が苦手な人にもおすすめ。ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス SPF50+・PA++++ UV耐水性★★ 70ｇ ¥878（編集部調べ）／花王
4. 熱い夏に大活躍したスキンアクアの“ゴールド”パッケージ・スーパーモイスチャーバリアシリーズは、石けんでオフできるサラサラなUVジェル。汗肌でも白浮きせずピタッと密着し、潤いも届ける。スキンアクア スーパーモイスチャー バリアUVジェル SPF50+・PA++++ UV耐水性★★ 100g ¥1265／ロート製薬
藤井：SPFやPA値はシーンに合わせて使いわけし、1日中屋外にいる時は塗り直しも大事ですよね。
髙瀬：SPFやPAなどの紫外線防御指標は高い方が良いに越したことはありませんが、まずはきちんと使うことが大事。ベタつきや密閉感を嫌がるお子さんに無理やり使うことはありませんが、今はジェルや乳液などテクスチャーの軽いUVケア製品もたくさん出揃っているので、使い心地の良さを優先してください。そして、日焼けした後は保湿ケアを必ずおこないましょう。
藤井：洗顔・保湿・UVケアまでが美肌の基本と考えています。娘にも「（子どもの肌はほぼみんなキレイなのですが）こんなにキレイな肌で生まれてきたのだから、今からスキンケアをきちんとすれば、これから年を重ねても肌で大きく悩まないよー」と声掛けしています。洗顔・保湿（今はビタミンC化粧水＋ジェル保湿）に関しては、それこそ生まれたときからやっていたので、習慣化しています。
美容のプロたちが語る、「日々のケアが
大人になってから大きな差になる！」
髙瀬：紫外線が肌に及ぼす影響については皆さんもご存知ですよね。今、大人の私たちの肌悩みであるシミやシワ・たるみ・毛穴などのエイジングサインも、元をたどると紫外線による影響なのです。紫外線ケアは未来の肌のための投資だと考えて、一年を通じてケアする必要があるのです。
藤井：真っ赤になるほどの日焼け以外は意識していない人も多いけれど、室内にいようが、雨が降ろうがUVAは照射しているし、近年はブルーライトや近赤外線、さらに、大気汚染物質の影響もありますよね。UVケアをしないのは、みすみす肌のエイジングを進行させているようなもの。親である私たちも新しい情報をインプットする必要がありそうですね。
髙瀬：新しい情報をインプットするということは、子どもたちのためだけでなく、大人にも良いことなんですよ。私たちの肌も「遅い」ということはなく、今からケアを始めたらプラスに転じる事だってできるのですから。
子どもたちに教えているようで、実は大人である私たちにも役立つ話ばかり。毎日のスキンケアを正しく理解し、継続しておこなうことは大人も一緒なんですよね。まずはUVケアの習慣を。次回の美容塾は、子どもの一番の関心事、「脱毛」について紹介します。
お話を聞いたのは……
藤井優美さん／美容エディター
エステティシャンを経て、美容エディターになること約30年。医師をはじめ、多くの研究者に取材することで、美容の“今”を多くの女性誌やWEBで発信中。今年で15歳になる長女には幼児期の頃から美容の英才教育をしている。自他ともに認める美容マニア。
https://dis-moi.co.jp/
撮影（商品）／後藤 渉
取材・文／長谷川真弓
編集／國見 香
第１回「30年前とは様変わりした「ニキビの肌悩み」を解決する方法！洗顔は？お手入れ方法は？皮膚科医と美容エディターとともに考えます」＞＞
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髙瀬聡子先生／ウォブクリニック中目黒 総院長
医療法人社団 愛心高会 理事長・ウォブクリニック中目黒 総院長。2007年1月当院を開設し、医療・美容の観点から多くの患者の肌悩みに寄り添った治療を行っている。『いちばんわかるスキンケアの教科書』（講談社）、『お肌は最強のバリアです』（晶文社）は美容に携わる人たちの間で“スキンケアのバイブル”とも言われている。20歳の長女、14歳の長男のお母さん。