1人じゃできないことが5人ならできる
――陽向くんはどうですか。WILD BLUEのラストピースとして合流してから、どんな壁にぶち当たりましたか。
陽向 カメラの前でひたすら表情管理をするという練習があって、それが辛かったです。
直弥 あった〜!
陽向 カメラを立てて、その前で永遠に顔をつくるという練習なんですけど、照れくさいのもあって、どうしていいかわからなくて、何が正解かわからないままその練習が一生続くっていう……。
直弥 めっちゃ練習したね。今もそんなにうまいとかじゃないので、ひたすら研究中なんですけど。表情管理ってめっちゃ難しい……。
優斗 この練習を提案してくれたのも颯くんなんですよ。
颯 やっぱりパフォーマンスにおいて表情って大事なんで、こういうところからちゃんと練習していれば、絶対ステージの上に立ったときに活きるだろうなと思って。
優斗 それも自分だけが良ければいいわけではなくて。それぞれがお互いの邪魔をしないようにしながら、どうやって自分の個性を出すかを研究するっていう。
幸輝 難しいよね。カメラの前で表情をつくること自体、緊張する。しかも、つくったらつくったで偽物っぽい顔になるし、ナチュラルにやろうとしたら自分が思っている以上に表情が出ていなかったりする。その境目が難しくて僕も苦労したんで、陽向の気持ちはめっちゃわかる。
――陽向くんはその壁をどうやって乗り越えたんですか。
陽向 正直、自分で乗り越えたという感覚はなくて。気づいたら、という感じなんですよ。でも、それもきっとここにいるみんなのおかげだと思います。1人だと全然わからないんですけど、みんなと一緒に踊っていると楽しくて自然といい表情が出るようになった。同じ時間を過ごす中で深まった絆が、ちょっとだけ僕を変えてくれたのかなって。
幸輝 でもそういうことなんだと思う。僕らの良さって、1人じゃできないことが5人ならできること。たとえば直弥のパワーが陽向に伝わって、陽向が笑顔になって。そのパワーが今度は僕や颯や優斗に伝わって、さらにパワーアップする。この5人だからできるパフォーマンスって絶対あると思うし、ここから僕たちは前に進んでいくけど、この5人だから最強と思えるグループであり続けたいです。
WILD BLUE DEBUT SHOWCASE [The First Light]
日時:2024年11月11日(月) 開場17:00/開演18:00
会場:神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
チケット料金:全席指定7800円(税込み)
公演に関するお問い合わせ:DISK GARAGE
撮影/中垣美沙
スタイリング/ダヨシ
ヘアメイク/Takuma Shinchi 、Megumi Yoshi
取材・文/横川良明
構成/山崎 恵
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