毎日2回、鏡で全裸を確認する

毎日2回、鏡で全裸を確認──50代を迎えた大草直子さんが実践している、おしゃれや人生を楽しむコツとは?_img0
 

全身鏡で自分のことを、最近、見ていますか? 

上半身だけが見える鏡ではなく、頭の先からつま先まで映る鏡で。そして、服を着た後だけではなく、朝と夜の2回、全裸を映してみることが大事です。

なぜかというと、女性は生理や妊娠の可能性がある性別で、「変化する性」と言われています。満月に向かって、私たちの体は「吸収モード」に入り、太りやすく。逆に月が完全に満ちた後、少しずつ欠けていくタイミングは、「デトックスモード」。むくみが取れ、ダイエットの好機です。

人間の体の成分は、ほとんどが水分でできているので月の引力にも影響されやすいというのがその理由ですが、全裸を毎日2回見続けると、自分の輪郭や内臓の位置(もちろん、胃が透けて見えるわけではありませんが、おへその位置やかたちで)が手に取るようにわかるように。これは、その日の自分にフィットした服を着るためだけではなく、「健康状態を知る」ことにとっても欠かせません。
 

 


例えば、デコルテの「テリ」がないときは、寝不足気味。

顔が丸くなったら1.5kg、肩先が丸くなってきたら3kg増量。

おへそやバストの位置が下がったら、内臓が疲れ気味で、くるぶしが埋もれていたら股関節のリンパが詰まっている……など。

あくまでも「私の場合」ですが、毎日見ていると、ちょっとした変化がまざまざとわかるようになります。

会食の後、入浴前に確認して、下腹が出ていたとしても、次の日はフラットになっていれば、きちんと巡っているサイン。排出しやすくなっているから、水分をたくさん摂って、意識して、いつもより長く歩くようにしましょう。

逆に、体が重く、全体的に骨が埋もれている感じがしたら、体を締め付けない服を選んで、脇の下、鼠径部、くるぶしをオイルでもみほぐして。

生理前、子宮がむくみ、バストが張る人もいるでしょう。皮膚が敏感になる、なんていうケースも。そんなときは、ノンワイヤーのブラジャーやブラキャミで締め付けないように。ジーンズは、外気温に左右され、意外と冷えるのでお休みして。ウエストがゴムのボトムス、冬であれば、インナーパンツや腹巻きを忘れずに。カイロをおへそ下に貼るのも良いでしょう。

これ、満月に向かうときの憂鬱なむくみや、低気圧にイライラするときも同じ。

服はあくまでも、その人の心、思い、気持ちを包む包装紙(ラッピング)。「中身」を知らなくて、どうして包み紙1枚が選べるでしょう。