先日、化学療法終了後初めてのキャサリン妃のお仕事画像をご紹介しましたが、なんとその週末(10月10日)には、公の場で久しぶりのお仕事に! 化学療法の終了後、初めて動くキャサリン妃のお姿を拝見です!
そんな注目の公務の内容は、7月にイングランド北西部サウスポートで起こった痛ましい刺殺事件に関するもの。夏休み中の子供向けダンス教室に入ってきた男が少女3人を刺殺、その他にも子供8人と大人2人も死傷。事態はそれだけで終わらず、英国内が暴徒化する事態に……。
そんななか遺族たちへの追悼、被害者たちへのサポートのため、出来る限り早くの訪問を願われていたウィリアム皇太子と共に、急遽キャサリン妃も同行を決められ、ご夫妻揃ってのご訪問となりました。
前回はウィンザー城内でのチラリ画像のみでしたが、今回は公の場にご登場。まだまだ体調を見ながらの仕事復帰に加え、前回同様辛い状況下にある人達との対面ではあったものの、キャサリン妃ご自身はとてもお元気そうなご様子。『(待っていた)キャサリン妃の笑顔が戻った!』と皇太子妃のサプライズ登場に、英国国内や世界中のファンが喜びの声しきり。
終始明るく慈悲深い振る舞いや、またファッションに関しても、闘病以前と変わらぬキャサリン妃の想いや楽しみが感じられるものでした。
久々にお伝えできる皇太子妃の公務スタイルから、私が注目した5つのポイントを解説します!
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ご夫妻でリンクさせた秋色のカップル・コーデ
少女たちの遺族を気遣って、対面はプライベートとされた上、公表もその場を離れてからにされたウィリアム皇太子とキャサリン妃ご夫妻。
とはいえ、お2人のファッションは黒など、喪に服したダークカラーではないところが英国王室流。しかも、到着されたお姿を見るやいなや、皇太子ご夫妻のお洋服の色が仲良くリンクしているではありませんか!
チョコレートブラウンのロングコートにベリー色のワンピースをお召しのキャサリン妃に合わせて、ウィリアム皇太子のニットとタイもベリー色。そして靴もブラウンのスエードと、足元もお2人でしっかりリンクしています。
グレー+ベリー+ブラウンの皇太子と、ブラウン+ベリーの皇太子妃。
お2人ともシックな定番秋カラーのお洋服を軸にしながら、ベリーで華やかさをプラスし、おまけに夫婦仲もアピールされたファッションが印象的でした。
コート+合繊素材ワンピースの異素材コーデと、意表をついたアレンジ技
キャサリン妃の鉄板アイテムといえばドレスコート。アウターとしてはもちろん、ワンピースのような華やかさとシルエットの美しさを兼ね備えた、一枚でサマになるプリンセスアイテムで、このコートもテーラードのダブルブレストとデザイン自体は定番的でコンサバなものですが、ウエストのカーブを中心に綺麗にボディにフィットして、まるでドレスのようにも。色違いで赤もお持ちになっているほど、昨今のキャサリン妃のお気に入りコートです。
その中に合わされているのがブラウン味のあるベリー色のピンドットのシャツワンピース。英国発ウィッスルズのもので、実は2018年に公務で初めてお披露目はされるも、画像でチラッと拝見しただけ。今回が公的には2度目の着用となります。ボウタイに見えるワンピースの襟元ですが、なんとこれ、実は本来ウエストに付いていた共布ベルトを襟に巻き、リボンのようにアレンジされたようなんです!
コートで隠れているウエストには何も無くとも問題なし、それよりコートから覗く襟元にアクセントをつけられたのでしょうが、さすが“着回しクイーン” の技をここで披露。こういうところにキャサリン妃のお元気ぶりを勝手に感じて、嬉しくなった次第です。
コートはウール素材の完全な秋冬物で、インナーにはシーズンレス素材のワンピースという、これも欧州プリンセスに多い組み合わせですが、昨今の気候を考えるとこの異素材コーデ、実は日本でも参考になる気がします。外ではアウターが必要、でも建物内では暖房で暖かい、という気温差にピッタリで、またアフターファイブのイメチェンにも一役買ってくれるでしょう。
なお、この最新スタイルは、コートやワンピースだけでなく、小物に至るまで全てお持ちのものでコーディネートされていました。
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