10月1日、ケンジントンパレスから公開された、ウィリアム皇太子とともにウィンザー城でお仕事をされたキャサリン妃のお姿。先月動画で、化学療法の終了を報告されて以来初めて公的にされたお仕事となりました。

皇太子ご夫妻と一緒に写っているのは、若き写真家で、稀な浸潤性(しんじゅんせい)の腫瘍と闘う16歳のリズ・ハットンさんとそのご家族です。医師から余命半年から3年といわれる中、大好きな写真撮影の経験を増やすべく日々前向きに生きている少女の話を耳にした皇太子が、この日行われた王室恒例の叙勲式にリズさんを招待し、撮影も許可されたのです。

終了後には、プライベートでキャサリン妃ともご対面。病気のことや共通の趣味である写真についても盛り上がり、「いつも貴方と一緒です」とハグで勇気づけられたキャサリン妃でした。

これまでの肝入りプロジェクト、子供たちへの早期介入に加え、ご自身の闘病体験をもって同様に病と闘う人々へのサポートをすることが、現在の皇太子妃の優先事項でやりがい、ひいてはご自身の回復にも繋がっていると推測されます。

果たして、そんな中でファッションがどうこうと語って良いのか……と思いましたが、キャサリン妃を拝見するなり、選ばれたご自身の意思を感じたので、これまで通り、お仕事スタイルをチェックさせて頂きました。過去と今回の着回し方の違いや、またカラーコーデによる印象の違いを皆さんにご紹介します。寒くなり始めた今にピッタリな秋色のお洋服なので、秋コーデの参考になさってください。


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最新のお仕事スタイルは、マルーン(栗)色のパンツスーツ

パンツスーツ/ローラン・ムレ ベージュのニット/ラルフ ローレン コレクション ピアス/カサンドラ・ゴード

この日キャサリン妃が着用されたのは、マルーン(栗)色のパンツスーツ。テーラードにシングルの、ウエストがシェイプされた女性らしいパターンのジャケットに、ワイドパンツとのセットアップでした。

凛としてお仕事モードの気合いが感じられるアイテムに、秋の気配と華もあるバーガンディ+ブラウン味のある色のお洋服に、インナーにはベージュのクルーネックニットを合わせた、落ち着きのあるエレガントなコーディネートに、今の皇太子妃の心境がうかがえる気がしました。

髪は大きくカールさせるもナチュラルなダウンスタイルですが、メイクはスモーキーカラーでモード感のある仕上がりに。あえてしっかりめにメイクをすることで痩せたお顔や顔色なども調整が可能です。

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2016年4月11日、インドを公式訪問。 ピアス/カサンドラ・ゴード 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

実は最も意外だったのが、ジュエリー選び。ゴールドの大ぶりなピアスを合わされていました。
画像が過去のものですが、今回お着けになっているのが、これと同じピアスです。お洋服やコーディネートがシックな分、アクセントとしてでしょうが、このサイズ感を選ばれたところにキャサリン妃の以前と同様にお元気ぶりを感じた次第です。メンタル面で元気でないと、なかなか大きなジュエリーを着けようという気にはならないものではないでしょうか。

または、仕事やファッションが励みになることもあり得るのかもしれませんね。何にせよ、久々にキャサリン妃のファッションチェックができることも、嬉しく感じました。