ストレスのないママ友との付き合い方


発達が気になる子を育てていると、幼稚園や保育園で他のママさんたちとの関係に悩む方も多いかもしれません。私も長男が年中の頃までは送り迎えの時や参観での我が子の様子を見て、「もしかしたら何か思われている?」「ママ友と話して他の子の成長を知るのが苦痛」など、辛い気持ちになることがあり、自ら壁を作っていたなと思います。

年長の後半頃から長男の成長も見えるようになり、少しずつ自分自身の気持ちに余裕が出てきて、徐々に壁を作らず他の保護者と言葉を交わすことができるようになりました。 

「ママ友も、無理して付き合うくらいなら距離を取っていい」“働き方を変える母親が6割”障害児育児のリアルと、先輩ママからのアドバイス_img0
 


ママ友はあくまで子どもを通しての関係
 

まず伝えたいのは、「ママ友」とはあくまで子どもを通しての関係であるということ。だから、子どものために! と無理をしてお付き合いをするぐらいなら、意識的に離れて距離を置いてもいいと思います。小学校に入ると、学童の迎えを除き、送り迎えをすることも少なくなるので、正直なところ、ママ友を作らなくても6年間やり過ごせてしまいます。もちろん、子どものことと関係なしに気が合う方と出会うこともあるので、そんな時は仲良くできたらいいな、くらいに思っていると気楽です(未就学時代は頑なだった私にも、今ではそういう友人が数人できました)。
 

 


長男の発達で悩んだことを通して、私自身はいい意味での鈍感力とブレない強さを手に入れられたように感じます。ママ友に限らず友人関係において、「陰口を言うような人とは付き合わない」「違和感を覚えたらスルーしない」「みんなと一緒にしなければと迎合せず、集団から外れる勇気を持つ」ということを学び、とても楽になりました。白い目で見られることもゼロではない障害児育児。でも必ず、陰ながら見守ってくれたり、サポートしてくれたりする人がいます。