リードをつけているのは、以前に大惨事があったから。部屋交換をしようと、普段は二匹がいる部屋に、隔離していたゆずを入れて慣らせていたのだが、夫がドアを開けた際、とらが走り込んでいってしまい、二匹が鉢合わせに。するとゆずが唸り声を上げながらとらを追いかけ回し、とらはあまりの恐怖で脱糞までしてしまったのだ。

普段から人見知りもせず、穏やかでシャーも言わないとらが、その後しばらくビクビクしていて本当に可哀想だった。現在はそれでもだいぶ落ち着きを取り戻し、威嚇もしなくなったけれど、ゆずは変わらず攻撃的で、とらやくるみを見ると追い回そうとする。

世の中的には逆らしいのに...先住猫を威嚇して追い回す、新入り猫の扱いはどうすべき?【パリ在住・井筒麻三子】_img0
人間が大好きで、人と居る時はいつもゴロゴロご機嫌なゆず。三毛猫は気が強いとは聞くけれど、猫に対してだけなぜもこれほど攻撃的なのか……。

私のリサーチ結果だと、「猫たちが本気で威嚇し合う場合は割って入りましょう」と書かれていることが多かったのだが、「最初のうち猫は威嚇し合うけれど、猫のことは猫たちに任せて放っておきましょう」と説明するサイトもあり、何が正しいのかもはやわからない。そもそも通常は、先住猫が威嚇することが多いようで、新入りが威嚇する場合の対処法があまり見つからないのにも困っている。

そんなこんなで、先住猫と新入り猫の関係性は膠着したまま。これ以上どうしたらいいものか。多頭猫飼い経験のある方、何か良い方法があれば教えて頂きたいです……。

 

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<書籍紹介>
『GOROGORO KITCHEN  
心満たされるパリの暮らし』

著:井筒麻三子  写真:Yas
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講談社

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撮影/Yas
 


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