僕を知らない人に歌を聞いてもらいたい


——それはぜひ実現してほしいです! では、最後に。

え、もう終わり?

——そうなんです(笑)。このインタビューを読んでシギョンさんが気になり始めている人に向けて、コンサートの見どころ、聴きどころを教えてください。

そうですね、自分でこんなこと言うのはちょっと気まずいんですけど……僕、韓国での人気は悪くないですよ。

——(笑)。

正直、韓国ではもう歌ではチャレンジすることがあまりないっていうか。いや、海外では全然売れてないけど、韓国では歌手として十分頑張ってきたから。 今はここ(日本)で歌手としてやりたくて、もっと日本語を勉強して歌いたい。僕を知らない人に歌を聞いてもらいたいと思って頑張っています。

 

よく言われるんですよ、「なんで日本なの?」って。理由は簡単で、隣の国で、韓国よりもっと大きい音楽市場があって、違ってるようでどこか似ていて。僕は歌には自信があるので、誰も僕を知らないところで挑戦することにワクワクしています。なんかこう、タイムスリップしたみたいな、ちょっともういい年してるんだけど、新人歌手みたいな気持ちでやってます。

だから、「この人なんで韓国で人気なんだ?」って僕に興味を持ってくださった人は、ぜひ歌を聞いてみてほしいです。別にイケメンでもないし、YouTubeでもなんか食べ物いっぱい食べてるだけじゃん……えっ、本業は歌手なの?! と思ったら、僕の歌を聞いてみてください。日本向けのInstagramも開設して、苦手な自撮りも頑張ってますので、よかったらフォローしてください。ここでは、日本向けの情報を日本語で発信していきます。

——ミモレの読者はソン・シギョンさんと同世代なので、そのハングリー精神というか、新しいことにどんどん挑戦しようとする姿勢はとても眩しく映る気がします。こう言ってはなんですが……ただ生きていくだけなら、シギョンさんは別にもう頑張らなくても大丈夫ですよね。

ちょっとこの言い方がどう聞こえるかわからないけど、本当にセレブやスターの生活とか、そういうのは性に合わないんですよ、僕は。

昔からそうだったんです。僕が一番苦手なのが、韓国でお店に入った時に、急に僕の歌が流れるやつ。えっ、って振り向くと店の奥から店長が見てるんですよ。あーー逃げたい、無理! 恥ずかしい! ってなります。でも、日本に来ればそんなこともないですからね。ホテルの部屋にもこだわりないしジムさえあれば。服も車も、時計も興味ない。美味しいものと良い人たちがいればそれで結構幸せです。

韓国の国民的歌手ソン・シギョンが“新人の気持ちで頑張れる”日本活動のモチベーションとは_img0
 
 
『2024ソン・シギョン年末コンサート〈SUNG SI KYUNG〉 in Japan』

会場:立川ステージガーデン
日時:2024年12月11日(水)、12日(木) 開場17:30/開演 18:30

<チケット>全席指定・12000円(税込み)
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/sungsikyung-2024/
イープラス:https://eplus.jp/sungsikyung/
ローチケ:https://l-tike.com/sungsikyung/

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https://www.instagram.com/mayersungjapan/

ソン・シギョン日本公式ファンクラブ HP:https://ssk-purpleocean.jp/
撮影:渡辺充俊
取材・文/山崎 恵
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