赤みやかゆみなどの「炎症」サイン、増えています
ここ数年は、肌の透明感を求める女性が増えています。頬や小鼻の赤みや炎症は放置しておくと色素が定着するため、できればこの炎症を加速させないお手入れが望ましいですね。
また、赤みや炎症を代表する症状として「酒さ(赤ら顔)」があります。毛穴まわりが炎症するとニキビに似たプツプツやほてり・顔のひりつきなどを発症し、肌が赤くなります。肌のくすみに悩んでいる方の毛穴を医療用の拡大鏡で診ると炎症・赤みがあり、酒さまたは、酒さ予備軍の人が実に多いのです。
この原因のひとつに、間違ったお手入れが挙げられます。例えば、バリア機能が低下して角質層が薄くなっている肌に対して、角質を強制的に除去するピーリング効果の高い化粧品を使ったらどうなりますか? 本来であれば層を厚くしたいのに、角質がどんどん剥がれてしまっては、バリア機能も保てません。いつも使用している化粧品がヒリヒリ痛んだり、少しのまさつでも炎症を助長させてしまうのです。こういう時は刺激になる化粧品の使用を避け、保湿を心掛けるようにしてください(山﨑先生)
今の“肌の立ち位置”がわかっていれば、化粧品選びやお手入れの指標にもなるし、回り道せずこともすることもなりますね。次回は、自分の肌を知るための施策、皮膚のプロフェッショナルがいる【肌分析】の体験レポートを紹介します。
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