ペタンとしやすい髪質なら
ふんわり華やかに
モデル・松下佳代さん(42歳)
担当スタイリスト・YOSHIBAさん(MAGNOLiA青山)
細毛や柔毛の髪質は、ハイネックを着るとペタンとしたIラインになったり、不自然な跳ね感が気になるものです。この場合、冬の間はひし形風のパーマスタイルで軽やかなカールを仕込むのも手。ストールやダウンなど上半身にボリュームのでるコーデに負けない、華やかさが生まれます。「ブローやアイロンでつくる場合は、顔周りはリバース、毛先は外跳ねにします。さらに前髪とフロントの根元を起こすようにブローをすると、ハイネックに負けないこなれ感が出ます」(YOSHIBAさん)
トップをふんわりさせるスタイリング法は?
「根元が潰れやすい方は、分け目に沿ってブローしてしまうと根元がもっと寝てしまいます。まずは根元をきちんと立たせることが必要ですから、オールバックのブローから始めましょう」(YOSHIBAさん)
前髪~フロントは分け目をつけず、オールバックにかきあげて温風を当てましょう。次に前髪を真上に引き上げながら、根元だけに温風を当ててふんわりとしたベースに整えます。その後、好きな位置で分けめをつくれば、根元が起き上がってふっくら女性らしいフロントに。
\こんな感じにふんわりします/
ハイネックのニットなどを着て首元が詰まっているときは、前髪を上げたり透け感を出すと重たさが解消されて美人な雰囲気を演出できます。
SIDE&BACK
ショートボブは
フロントの丸みを強調して
上澤百合香さん(34歳)
担当スタイリスト・本木亜美さん(THE GARDEN TOKYO)
えり足をリップラインまで切り込んだショートボブは、ハイネックの日でも首が隠れ過ぎず、自然な抜け感が出やすいです。レイヤーを低めに入れることで、ペタンとしやすい大人の髪質でも自然な丸みがつくれます。「首元が詰まったファッションの日は、サイドを耳掛けするとスマートなシルエットに。つむじより前の髪は、カーラーで巻き下ろすようにセットすればフロント部分がふんわりして華やかに見えます」(本木さん)
生え際にはカーラーを!
根元に丸み&厚みが出て若々しく
生え際周辺の髪が弱々しくなってきたら、カーラーがとても便利。「アイロンと違い、根元からしっかり巻けるので、フワッとしたフロントを作りやすいです。つむじより前の毛をすべて巻き込むようにすると、適度なボリューム感が出ます」と本木さん。この部分がふんわりすると顔が華やいで見えるので、ハイネックを着ると地味見えする人におすすめのテクニックです。
\こんな感じに仕上がります/
つむじから放射状に毛束が落ちると、前髪やこめかみのぱっくり割れも解消できます。
SIDE&BACK
冬仕様のボブはいかがでしたか? ハイネックだけでなく、ダウンジャケットやファーなど、厚みのあるアウターを着用の日もこのテクニックでスマート感がアップします。「なんだかバランス悪いかも⁉」なんて日はトライして下さいね。
Salon data
THE GARDEN TOKYO東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 11F
tel. 03-5537-5510
MAGNOLiA Aoyama東京都港区南青山4-24-8 アットホームスクエアBF
tel. 03-5774-0170
ハイネックをすっきりみせる「ひとつ結び」のコツ
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撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐知子
構成/國見 香
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