12月も後半に差し掛かり、これからはクリスマスに年末年始の帰省と、なにかと贈り物をする機会が多くなってきます。実家や義実家、祖父母やお世話になった方に手土産を渡したいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、普段から高齢者施設を訪れる機会も多い筆者が、2回にわたってシニア世代と要介護者へのおすすめギフトを紹介します。
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帰省時の手土産におすすめ!一番多く選ばれるのは食品ギフト
足腰が弱くなったのを機に出不精になってしまったり、外食自体が億劫になっている両親に、「自宅でもちょっとしたご馳走を食べて欲しい」「自分では購入しないようなものを食べさせたい」という気持ちから、最も多く選ばれているのが食品です。
敬老の日に特化した情報メディアサイト「敬老の日.jp」や「花キューピッド」が行ったアンケート調査でも、食品は堂々の1位。
実際、年配の方と話をすると、「食べることしか楽しみがない」という言葉をよく耳にします。これは、毎日同じことを繰り返す刺激がない生活を送っていると、マンネリを感じて食欲を満たすぐらいしか希望がなくなる、というのが原因だそう。
そんな双方の想いがマッチする一番人気の食べ物ギフト。相手が高齢の場合はどのようなものを選ぶと良いのでしょうか。手土産といえば日持ちのする焼き菓子などが定番ですが、今回はあえてそれらを外して、比較的百貨店などでも購入しやすいものをピックアップしてみました。
高齢者が食べやすいのはやっぱり和菓子
京都の西陣に本店を構える鶴屋吉信の練り切り。販売は生菓子取扱店のみですが、伊勢丹や高島屋、阪急百貨店、大丸などにも店舗を構えているので、比較的購入しやすくなっています。月替わりで楽しめる季節の生菓子は、クリスマス以降は12月25日〜28日が椿など、1月6日〜15日が若松や梅など新春を感じさせるデザインで、見ているだけでもおめでたい気分になるものばかり(画像は2024年1月のものです)。
最中で有名なたねやも事前予約で上生菓子を販売しています。年始用に販売される「迎春」は、12月31日~翌1月3日の店舗販売のみ。梅や富士山、鶴、干支の巳などをかたどった、縁起物をテーマにした上生菓子です(画像は2024年のお正月のものです)。
上生菓子ではないので少し趣旨とは外れますが、毎年お年賀にピッタリの商品を出しているとらやの羊羹もチェックしたいところ。来年の干支である巳が描かれた干支パッケージ小形羊羹は、毎年購入するファンも多い人気商品。他に富士山をモチーフにした髙根羹(画像)や紅白の最中、干支と西暦が入ったふろしきも年末年始の贈りものにおすすめです。
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