「“妻だけ”コミュ障」の夫が、夫婦の会話を成立させるには?

「頭が痛い」と訴える妻の真意を夫は読み取れる?夫婦円満の秘訣は「共感力」と「質問力」_img0
写真:Shutterstock

夫婦問題のカウンセリングをしていると、相談者の男性からよくこんなことを訊かれます。「夫婦の会話って、何を話したらいいんですかね?」と。

十数年前は、「え? 夫婦なのにわかんないの!?」(心の声)とビックリしたものですが、その質問があまりにも多いので、最近は「また“妻だけ”コミュ障か」と、当初とは違う驚きになっています。(妻だけコミュ障とは、妻とだけコミュニケーションがとれない夫)夫婦で何を話したらいいのかわからないのは、新婚1年目の人も、20年目の人も同じで、何年夫婦をしていようが関係ないのです。

 

「夫婦の会話って、何を話したらいいんですかね?」の回答ですが、まず「何を話すかではない」ということを先にお伝えしておきます。「話さなきゃいけない」と思うから、みんな話せなくなるのです。

「話す」ではなく「聴く」のです! そして「共感」するのです!

もう少し付け足すと、「訊いてから→聴く」のです。つまり、「(訊く)質問する→(聴く)返答を聴く→(共感)リアクション」、この繰り返しです。とにかく、何か質問して、その応えや意見を「共感」しながら聴いてあげれば、めでたく会話成立です!