インテリアは服のように毎日変えられないので、ずっと同じということが多いのではないでしょうか? 一度置いた小物は、そのままになっていませんか? でも、インテリアにも鮮度が必要です。最初はきれいでもずっと同じでは飽きるし、くすんできます。ではどうするか? 大きな家具はそうそう変えられません。だからこそ、小さなものを変えることが大切。私が花を欠かさないのは、「生きているインテリア」だから。花は手がかかります。毎日水を換え、茎を切り、ときには花器を変えて生け直す。変わり続ける花を最後まで愛でるという行為を通して、インテリアもリフレッシュする気がします。

イッタラのガラス器「カストへルミ」の小さなボウル(直径6㎝)に、ラナンキュラスの花を浮かべてみたら、ガラスの中で花が開いて、ぴったりのサイズに。思いがけない美しさに出会えるのも、最後まで花を愛でる楽しみです。