レオのママさんからの質問
Q.
働いた年数が少なく、将来もらえる年金額が少ない。 追加で年金に加入するとしたらオススメは?

現在50歳ですが、私は正社員として働いた期間が短い為 将来もらえる年金が少ないです。夫は企業に勤めているので、将来は夫の年金が頼り……。世の中には個人年金などいろいろありますが、入ったほうがいいのでしょうか? いくらぐらいのかけ金で将来どれくらい受け取れるのかなど、知りたいです。

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A.
夫婦二人で年金を受け取るのなら、 そんなに心配されなくても大丈夫かと……

なるほど、個人年金についてですね。実を言うと今は、あまりオススメできるものがない状況です。今年2月からのマイナス金利政策の影響で、一時払い養老保険や個人年金のような、いわゆる貯蓄目的の保険商品は販売が止まってしまっているのです。これは、まとまった額をかけておいて10年後に利息が上乗せされたものの払い出しを受ける、といった仕組みだったため、マイナス金利の下では増やして戻すことが難しいからです。

同様に、月々一定額を払って積み立てていく商品も販売が減っていますし、あったとしても利率がかなり下がっています。

とはいえ、まだ加入できる商品も残っています。たとえば、明治安田生命の「年金ひとすじ」という商品。これは、50歳から65歳まで、毎月2万円を積み立て、トータルで360万円を払います。そして65歳になると、そこから10年、毎年38.7万円が払い戻されます。つまり、トータルで387万円を戻してもらえるので、かけた額より27万円多くもらえるのです。

ただしこれも、毎年ではなく一括でもらおうとすると金額が減りますし、ご主人が60歳で定年退職をしたら、年金をもらえるようになる65歳までの間は、無収入なのにかけ金を支払わなければいけない、といった状況になるので注意が必要です。

ちなみに50歳を過ぎた人でも入ることはできます。が、かける期間が短くなるため毎月の積立額が増えますので、家計を圧迫する可能性も……。

このように、なかなか美味しい金融商品はないのが現状ですが、とはいえ、民間の保険に加入すれば“強制貯金”になるというメリットはあります。毎月、一定額が自動的に引かれるので、月々の出費を抑えられる。「貯金が苦手である分だけ使ってしまう」というタイプの人なら、利率は低くてもマイナスになるわけではないので、何か購入しても良いかもしれませんね。

ところでレオのママさんの場合、夫の定年後に離婚などを考えられているわけではないんですよね? ならば、そんなに心配する必要はないかと思います。夫婦二人分の年金となると、たとえ妻は専業主婦だったとしても、それなりの額を受け取れますから。夫が亡くなると、遺族年金に切り替わるのでその額も6割ほどに減りますが、生活費も一人分に減りますから、意外と手厚いと言えますよ。

もし、どうしても一家としての資産増を目指したい、ということでしたら、ご主人の会社に確定拠出年金があるか調べてみてください。会社に制度がなくても、来年から誰でも個人型の確定拠出年金に入れますので、それで運用して、退職時に受け取れる額を増やすことを狙うというのも手です。もちろん、運用ですからかえって目減りする可能性もありますが……。

私がアドバイスできるのは、上記のような方法になります。いろいろとメリット・デメリットを比較されたうえで、ご検討されて下さい!

いかがですか?
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 風呂内 亜矢(ふろうちあや)1978年生まれ。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。宅地建物取引士。住宅ローンアドバイザー。大手電機関連会社に務めていた26歳のときに、マンンションを購入。それを機に、マンションの販売会社に転職。実体験を交えた分かりやすい説明が人気で、年間売り上げ1位の実績を上げた。2013年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は、テレビやラジオ、雑誌、WEBサイトなどで情報を発信中。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る