夏帆さんからの質問
Q.
夫婦で貯蓄をしていくうえで やりやすい工夫、
続くルールの決め方など知りたい

結婚5年目、ともに30代前半、家は賃貸、子供を持ちたい気持ちはあるけど今はいない、という夫婦です。結婚後も完全別会計でやってきました。将来に備えて貯蓄をしなければ、と話してはいるのですが、会計を統一して自分の収入や貯金を夫のものと混同してしまうことに抵抗があります。収入は夫の方が遥かに多いので、それだけに自分の稼いだ分が明確にされていないと、趣味などのために使いにくくなってしまいます。個々のお金は区別して、将来のための貯蓄をしていく方法はないでしょうか。

私が思い付くものとしては……
1.夫婦の口座を1つ作って、2人で話し合って決めた額をそれぞれ毎月入金する。
2.それぞれ貯蓄口座を作って、2人で話し合って決めた額をそれぞれが毎月その口座に預金する。達成できているか定期的に公表し合い、監視し合うようにする。

1か2のどちらかがよいでしょうか? また、やり始めやすい、継続しやすい工夫や運用ルールは何かありますでしょうか? それぞれが入金する額の目安(月収の何割など)もあれば伺いたいです。というのも私はアルバイトで夫より収入がかなり低いので、毎月の入金額に差をつけないと無理なのですが、差を付けるならどの程度がいいといったご意見なども伺いたいです。

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A.
口座は別々にし、 家計簿アプリ内で連携させてお互いにチェックするのがオススメです

1も2もどちらも良い案だと思います。ただ、縁起でもないですが、どちらかが亡くなったときのことを考えると、2の案のほうがオススメです。というのも、1の案だとおそらく口座の名義は夫になりますよね? その場合、もし夫が亡くなったら口座が凍結されてしまう可能性があるからです。それを考えると、名義は別々にされておいたほうが良いかと。

今は、夫婦の口座を連携させられる家計簿アプリがあります。夫婦で共通のIDとパスワードを作り、妻の口座と夫の口座の両方を登録しておけば、お互いにいつでもチェックすることができるので安心ですよ。

さて口座に入れる金額の割合ですが、お子さんがいらっしゃらないとのことですので、収入の2割ぐらいは頑張りたいところですね。ただしこれも、家賃や光熱費をどういった分担にしているかで、少し変わってきます。家賃や光熱費を半々で払われているなら、夏帆さんが2割を貯蓄に回すのは少々きついかもしれません。反対に夫が全額負担しているなら、夫が2割というのもきつくなるかもしれませんね。もちろん夫が大丈夫と言えば、それでいいのですが、どちらかがきつくなるようでしたら、お互いに収入の7割を疑似口座に入れて(自分のお小遣いは3割以内とし)、夫の口座から生活費を多めに出すようにしてバランスを取るといいでしょう。

いずれにしても負担割合を同じにすれば、不公平感が生まれにくいですよ!

いかがですか?
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 風呂内 亜矢(ふろうちあや)1978年生まれ。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。宅地建物取引士。住宅ローンアドバイザー。大手電機関連会社に務めていた26歳のときに、マンンションを購入。それを機に、マンションの販売会社に転職。実体験を交えた分かりやすい説明が人気で、年間売り上げ1位の実績を上げた。2013年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は、テレビやラジオ、雑誌、WEBサイトなどで情報を発信中。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る