コローリデッリリーデさんからの質問
Q.
障害のある子供を抱えている自分の人生が
ときどきたまらなく辛くなります。

もうすぐ一歳になる次男には障害があります。子どもはかわいいです。しかしながら、この先ずっと自分自身のことは二の次、三の次の日々かと思うと、たまにすべてが嫌になります。旦那はLINE一つで会社帰りに突然飲みに行ったり、週末に友人と出かけたり、ひどいときは朝帰りをします。私にはそんな自由はありません。美容室へ行く数時間でさえ、すべて段取りを整えいろいろなことをして出かけなければなりません。下の子がどのくらい知的な部分で障害があるかはまだ分かりませんが、当面、自由な時間はなさそうです。こういう状況で、人間として腐らずに前向きに過ごしていくためには、自分の欲望を捨て、ただただ前向きに生活をしていかなければならないんですよね。どうしても、ふとしたときに苦しくて涙が出てしまいます。その一方で、泣いたりしたら産まれてきてくれた次男に申し訳ないという気持ちもあります。マイナスな気持ちが沸いてしまったときに励みになるようなお言葉がありましたら、是非とも頂戴したいです。

特別ゲスト 金子稚子さんの回答
A.
ご次男の誕生により
ご両親は生き方を変えるチャンスをもらっていると思います

ご相談を読ませていただいて、一番気になったのは、「欲望を捨てて、ただただ前向きに生活をしていかなければならないんですよね」という一文です。私は、人生において“ねばならない”はないと思っているのです。というのも、何事も答えは一つではないからです。ですから、どうかご自分で枠を決めてしまわないようにしてください。欲望を捨てなくてもいいですし、別に泣いたっていいと思いますよ。コローリデッリリーデさんは苦しいことがいけないように書かれていらっしゃいますが、なぜいけないのでしょう? 苦しいときは、苦しさをそのまま味わってください。泣きたいときは、子供さんと一緒に泣いてもいい。申し訳ないと思う必要なんて、まったくないと思いますよ。

私はこれまで、流産や死産をご経験された親御さんを多く見てきました。そうすると、「命を授かった時点でその子は子供としての使命を終えている」と感じるようになったのです。同時に、「親はその時点ですでに学ぶ機会を受け取っている」とも。今の苦しさも、次男が目の前にいるからこその感情です。それはつまり、人として生き方を変えていくチャンスをもらっている、ということだと思うのですよ。

そこで気になるのは、ご主人です。夜な夜な飲みに行ったり、朝帰りをしたり、何やってんだ、という感じですよね。私は、ご次男が生まれたことは、ご主人にとっても生き方を変えるチャンスがきていると思うのです。障害のないご長男が誕生したときは、その機会に向き合わなくてもすんだのでしょう。でも今は、ご主人の人生の中で必要な役目が巡ってきているのですから、ぜひ向き合ってほしいと思います。ですから、ご主人の行動をなじるのではなくて、「父親としてどう考えているの?」と問いかけてください。大変厳しい問いかけですが……。

それと同時に、夫婦関係を変えていくチャンスにも恵まれているのではないかと思うのです。このまま何も言わなければ、ご主人に対して怨みがたまっていく一方です。せっかくご縁があって夫婦になったのですから、そのチャンスにも向き合っていただけたら……。父と次男の関係はあくまで二人の問題ですから、そこにコローリデッリリーデさんが入り込むことはできません。でも、ご主人に寄り添うことはできると思うのです。そのうえで、今後ご次男はご次男の人生を歩んでいかれるわけですから、それを二人でサポートしてあげてください。夫婦ってそういうものではないでしょうか。夫を喪っている者としては、二人の力があるというのはものすごく幸せなことだな、と思いますから。

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