こんにちは、編集・川端です。
「ベストブック2016」前回に続き、6位から。さあさあどんどん行きます!

6位は、宮木あや子さんの『校閲ガール ア・ラ・モード』

『校閲ガール ア・ラ・モード』は、『校閲ガール』の主人公の河野悦子以外にスポットライトが当たった番外編ともいうべき短編集。「Lassy」編集部の森尾、校閲部のジェンダーレスボーイ米岡くん、文芸編集者の貝塚くんなどのその後が読めます。ドラマにハマった方はぜひ!

今年、『重版出来!』『校閲ガール』と出版社のお仕事舞台裏がドラマ化されました。特筆すべきは、どちらも出版社の“編集ではない”仕事にスポットライトが当たったところ。ファッション誌を舞台にした映画やドラマは数ありますが、販売部や校閲部にも(いや、にこそ)“ドラマがある”と多くの人に知られることとなったのは喜ばしいことです。

そのうち、ウェブマガジンが舞台の物語が描かれるでしょうか?

さて、第5位は、ピエール・ルメートル『傷だらけのカミーユ』。残虐な描写が多いのですが、ユーモラスなところもあって1行も読み飛ばすところがないルメートルに夢中なんです。

2015年の私のベストブックはピエール・ルメートルの『悲しみのイレーヌ』及び『その女アレックス』だったんです。2015年のベストブックは私の個人ブログ「読みもも。」の方に書いているので、よろしければこちらで。(最近、全然更新できていませんが・汗)

カミーユ・ヴェルーベン警部が小柄であるところも好き。「小柄あるある」がよく出てきます(笑)。

第4位は、先日読み終わったばかりの塩田武士さんの『罪の声

「グリコ・森永事件」をモチーフにしたこちらの作品。2016年後半の話題作の一つです。あらすじと見どころは前回のブログに

社内に校閲部がある出版社は実は多くありません。講談社は数少ない「正社員の校閲部」がある出版社なんですね。(「校閲からファッション誌に異動になる」みたいなことも講談社ではありえなくもない、、、でも残念ながら『校閲ガール』のモデルとなったのはうちの校閲部ではないと聞きました)

あ、話が逸れましたが、『罪の声』のような「歴史に残る大事件や事故をモチーフに、事実にかなり忠実に描いたフィクション」というのはよくありますよね。

作者が新聞記者出身という意味でも、横山秀夫さんの『クライマーズ・ハイ』を彷彿とさせます。

読む分には面白いけど、担当編集の調べものや校閲さんの検証もとても大変なんだろうなあ、とこの本を読みながらずっと考えちゃっていました。『罪の声』は、これが真相なのでは?と思うくらい細部に現実味があります。

トップ3は明日に!

おっとおっとスピードあげてかないと!今年が終わっちゃうぜ。

 ではではまた〜。