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悩みの多い人ほど“頬だけ厚塗り”で美肌に

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ミモレ世代はシミやソバカスも気になるし、開いた毛穴や、疲れを感じさせるくすみもどうにかしたい……と、悩みもだんだんと複合的に。ベースメイクをサッと済ませられないと思うからこそ、下地をびっちり塗ることでくすみを消し、コンシーラーでシミやソバカスを隠したうえで、ファンデでさらに覆い隠してからのパウダー……、とアイテム数も時間も増えてしまいがち。最近どんなアイテムを使ってもベースメイクがうまくいかないという人は「『全顔に塗る』のをまずやめてみてください」とヘアメイクアップアーティストの長井かおりさん。誰でも美肌メイクが簡単に叶う極意とは!?


ミモレ世代に多い
“どのファンデもイマイチ”な2つのタイプ

☑ いつまでも『昔のセオリー』から抜け出せないタイプ
「下地もリキッドもパウダーも全部完璧に塗らないと気がすまない、そして、それをトータルでやってこそ“ベースメイク”と思っている方が、まだまだいらっしゃいます」と長井さん。もちろん、そのプロセスをすべて踏むのが正しい時代があったのも事実。でも「今の時代や皆さんのファッションに合わなくなってきていることも。“昔のセオリー通り”に塗ることが本当に必要なのかどうか、それをチェックすべきです」(長井さん)

☑ やっているつもりなのに化粧感がまったくでないタイプ
「実はもうひとつミモレ世代に多いパターンがありまして。私のメイクレッスンに来てくださる方の中にも、もしかしてすっぴん?と思って聞いてみると、ファンデ塗ってます!という方が多いんです。でもまったく塗っているふうには見えない。要はベースメイクに対して“弱気”なんですね」と長井さん。必要なところが分かればきちんとメイクをのせることができるのに、それが分からないから曖昧にすませているそう。

「化粧品選び以前に、使用方法を完全に思い込みで間違っている場合が多いですね。最初の方も後者の場合でもそうなのですが、ミモレ世代はベースメイクをテコ入れするべき良きタイミングなんです。一度、自分のセオリーを捨てるつもりで“見直してみる”ことをぜひ念頭においてください」(長井さん)
 

“頬だけ厚塗り”で美肌に見える

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「え? ココだけ?」と、コレを見た人全員が二度見してしまうほどの小さなエリア(ファンデーションが塗られたゾーン)が、長井さんが命名した『美肌ゾーン』。でも、このこだわりエリアと厚みにこそ、長井流の秘伝テクが隠されているのです! (※写真は著書『周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック』より)

長井さんが提唱するベースメイクの基本は“頬だけを厚塗り”する方法。「もちろん、その前の下地の仕込み方法や、そのあとのパウダーの重ね方にもきちんと押さえてほしいテクニックがあるのですが、でもシミやソバカスといったトラブルが多く見られるこのエリア(私はココを“美肌ゾーン”と呼んでいます――)にしっかりファンデを“盛る”だけで、美肌印象がグッと増すのは事実。加えて、ここに厚みをつけることで自然に顔に凹凸が生まれるという嬉しい効果も。数回に分けて動画で説明しますので、ぜひ楽しみにしてください!」(長井さん)

アイコン画像

ヘアメイクアップアーティスト
長井かおりさん

化粧品メーカーの人気ビューティアドバイザーとして都内百貨店に勤務後、ヘアメイクアップアーティストに転身。雑誌、広告など幅広いジャンルで女優やモデルのヘアメイクを手がける。すぐに取り入れられるテクニックとわかりやすい解説がミモレでも大好評!自身初の著書『周囲がざわつく自分になる 必要なのはコスメではなくテクニック』は7万5千部を超える大ヒットを記録している。ブログ「おしゃべりメイクボックス」もチェックを。



次回からは動画で詳しく解説します!

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第2回「下地は2個使いでキレイが長持ち」はコチラ>>
第3回「ファンデーションは“美肌ゾーン”だけに塗る」はコチラ>>
第4回「パウダーを極めるものは、ベースメイクを制す」はコチラ>>

撮影/森山将人 ヘア&メイク/長井かおり 取材・文/前田美保 構成/川端里恵(編集部)