子供たちの狂乱を横目に、
大人のバレンタインデーの思い出

日曜日には、女子高生の日南子とそのお友達が、1日キッチンを占領。あま~~~い匂いを1日中させながら、ああでもない、こうでもない――と、タルトやらクッキーやらを作っていました。これらはすべて、意中の男の子に、ではなく、女友達に、とのこと。娘は、チョコレートタルトを作っていましたが、この「お菓子作りのスキル」とモチベーションは、どこから生まれたのか? 私には全くないので(笑)。

小5の息子は、あんまり興味がなさそうですが、水を向けると、「わかんねえよ」と言いながら、何個もらえるか、ちょっとドキドキしている様子(笑)。1個でももらえると良いね。

末っ子の6歳は、幼稚園が「チョコレートの交換、持参禁止」のため、なんだか蚊帳の外。たまに道で会う近所のお兄さん(高校生の好青年)にあげたい、と息巻いていましたが、急にピンポンしても怖いから、と諦めさせました。

と、こんな子供たちのあれやこれやを見ていると、自分自身の遠い思い出も蘇ったりして。中学の時に好きだったバスケ部の子のロッカーに、手紙付きのチョコレートをそっと入れたこと(笑)。あとは、17歳のときに留学していた、アメリカのハイスクールで。クラスごとのカリキュラムではなく、学年を超えた縦割りの授業編成のため、個人あてのプリントや配布物は、ある時間になると授業にメールボーイがやってきます。2月14日は、意中の相手(たいていは男子から女子へ)に、薔薇の花束や手紙やチョコレートが、そのメールボーイによって配られたりしていました。仲の良かったチアリーダーの女の子は、それこそ山のようなギフトをもらっていましたよ!

ほかは、実はそんなに覚えていないから、私自身も意外と2月14日は冷静だったのかもしれません。我が家は、夫からいつも花をもらいます(笑)。

今は、バレンタインデーよりも、ハロウィンのほうが、「経済的には」盛り上がる、なんて言われていますが、隠しておきたい思い出は、今日のこの日のほうがある気がします(笑)。

みなさま、素敵なバレンタインデーをお過ごしくださいね!
※あ、写真と本文関係なくてすみません。ネックレスはティファニーのものです。

大草 直子

  • 少し暖かいように感じた、今日の東京。薄手のニットと、ムートンブルゾンで。春はすぐそこ! と信じたい。
  • 今日会う人に渡すチョコレート。同性なので(笑)、パッケージが可愛いものを伊勢丹で♡
 
CREDIT :

ブルゾン/リック・オーエンス
ニット、パンツ/ドゥーズィエム・クラス
パンプス/ドリスヴァンノッテン