まだ寒かった冬のある日、ストラスブルゴの春夏の展示会で、ちょっとビックリな再会がありました。ミハラヤスヒロの服。20代の頃、エッジのきいた、他にないモノづくりが本当に大好きでよく着ていたんですが、大人になった今はちょっと遠ざかっていました。それが、あの、ラグジュアリーでスタイルのある大人のセレクトショップ代表(?)・ストラスブルゴの展示会でまた出会うとは!
今はミモレの中でもコンサバを担当している(つもりの)私ですが、20代の頃は、ファッションも仕事もエッジがきいてるほうがいいと思っていました(恥ずかしすぎる…)。そんな昔の自分を思い出して赤面し、プレスの方の前で、きゃあきゃあ興奮(笑)。
何でしょうかね。元カレに意外な場所で再会して、嬉しいやら恥ずかしいやら、そんな感じでしょうか(笑)。
プレスの方によると「うちのお客様にも、ミハラヤスヒロのアイテムは人気があります。今シーズンはストラスブルゴ別注のアイテムも出るんですよ」とのこと。意外~!!確かに、職人気質でちょっとアヴァンギャルドだったミハラヤスヒロも、クルチアーニのカシミヤニットやラルディーニのジャケットと並んで遜色のない「ラグジュアリーなカジュアルブランド」になったのか…!?
それから数か月。別注アイテムが入荷したということで、恥ずかしながら試着させて頂きました。
ラップスカートは丈が長めで、タイト過ぎず、ゆる過ぎず。ボタンもあるのではだける心配もなく、地厚でなめらかなデニム素材なので、ミモレ世代にもきれいめに着られて良いなと思いました(着れなかったらどうしよう…とひそかに思っていたのです。笑)
もちろん、そこはミハラヤスヒロ。ただの爽やかなセットアップではありません。後ろを向くと…。
リボンをどこで留めるのが正解なのか、大森センパイが「あれ?合ってる??」と何度か格闘してくれたのですが、その、ちょっと面倒くさい感じ(笑)も懐かしかったりしました。
ミハラヤスヒロは、近年ロンドンコレクションにデビューしたり、そのコレクションラインが大変な評価を得たりと、現在でも精力的に活動され、年代を問わずカリスマ的な人気のあるブランドです。なかでも熱狂的なファンが多いのが、靴。我が家にもいくつかありまして…。
自分の歴史を感じますね…。光野桃さんにお話ししたら、「今は着なくなったアヴァンギャルドなアイテムも、もっともっと年齢を重ねたらまた着るようになることもあるから大切に取っておくといいですよ」と。そうかもしれない。もしかしたら50代、60代になって、こういうパンチのきいたアイテムがまた似合うようになっているのかも。そう思うと楽しいですね…!
久々の「元カレ」との再会は、ドキドキしたり、しみじみしたり。とっても良い経験でした♡
お問い合わせ/ストラスブルゴ tel.0120-383-653
川良 咲子
ミモレでは主にファッションを担当。身長157cm 。コスパ服も大好きですが、薀蓄が琴線に触れると割とあっけなく買ってしまう傾向があり、家計の将来を考えて自問自答を繰り返す毎日です(笑)。