最初に手に入れた“本物”、カルティエの「タンク フランセーズ」。スニーカーでもデニムでも、これさえ着けていればカジュアルに転び過ぎず安心。ネイティブアメリカンのバングルとも相性抜群。

本格的な時計を最初に購入したのは、
“本物”が気になり始めた30歳。
当時、スタイリストの師匠が愛用していた、
憧れの「カルティエ タンク フランセーズ」でした。

SSブレスレットとレクタンギュラーケースの
すっきりエレガントなデザインは、とにかく上品で使いやすい。
私の定番ともいえるカジュアルスタイルにぴったりなので、
大好きなシルバーアクセサリーに合わせて、
今もデイリーに活躍中です。

数年後、ファッション的に少し女らしさを取り入れたくなったのと、
きちんとした場面で着けられる時計が欲しくなり、
新たに手に入れたのが、革ベルトの「タンク ルイ カルティエ」。

当時は、主にシャツ×スカートとのコーディネートで。
いまは、デニムを格上げするために取り入れることも多いですが、
着けるだけで背筋が伸びる存在感は、
気合を入れたい日の“スイッチ”としても作用してくれます。

カルティエの時計を選ぶことが多いのは、
タイムレスなデザインと凛とした佇まいを信頼しているから。
愛してやまないTシャツ×デニムスタイルにも、
それひとつで、大人として恥ずかしくない品格を添えられる気がします。

また、以前、留学していたパリでは、
ブランドものの時計は、世代を超えて受け継がれるもの。
パリジェンヌは、そんな“おさがり”で
おしゃれなヴィンテージミックスを完成させるし、
本物を丁寧に使い続けるスタイルが身についているよう。
今では私も、ベースとなるアイテムを購入する際には、
“末長く愛せるかどうか”が、大事な判断基準のひとつですね。

ゴールドのレクタンギュラーケースとクロコの革ベルトが、クラシカルで凛々しい「タンク ルイ カルティエ」。同じゴールドの華奢なバングルに合わせて、フェミニンな手元を演出。


もうひとつ、愛してやまない時計はこちら

もうひとつ、気に入っているのが「グランドセイコー」。“おじさん”っぽいムードが最近のシンプルカジュアルにマッチします。着けていると、男性にも「お!」と注目される日本の名品。

PROFILE 福田麻琴さん

女性誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活動中の2009年にフランスへ留学。1児の母。自身のおしゃれを綴ったブログも人気。

 

NEWS PICKS from EDITORS

本物志向の女性たちを魅了する
「グランドセイコー」の人気モデル!

クールな輝きに知的なムードが漂うSSモデル。ダイヤモンドの華やかさが、オフィスからパーティまで幅広いシーンへの対応力を約束してくれます。〈SS×ダイヤモンド〉STGF279 ¥530000(税抜)/グランドセイコー

世界最高レベルのムーブメントを搭載し、正確性はもちろん、視認性や耐久性、なめらかな着け心地など時計の本質ともいえる部分を妥協なく追求する「グランドセイコー」。デザインから製造、組み立てまですべて自社内で担う真のマニュファクチュールから生み出される時計は、誕生以来、本物志向の女性たちに熱く支持されています。本人気モデルは、磨き抜かれたデザインにも注目。日本人女性の華奢な手元にふさわしい26mmケースは、曲線的でメリハリのあるフォルムが大人のエレガンスを演出。やわらかな光を放つ白蝶貝のダイヤルや、ダイヤカットを施した針とインデックスの煌めきは、“用の美”をかなえる洗練された印象を醸し出します。さらに、ベゼルに並ぶ40個のダイヤモンドは、日本が誇るラグジュアリーブランドの矜持を物語ってくれるようです。

構成・文/村上治子