週末はお彼岸のお中日でしたね。お彼岸は、春分の日をお中日として前後三日間ずつの期間を指します。仏教の行事ですが、日本独特の慣習なのだそうです。
私はお墓まいりに。なぜかお墓まいりが好きな私(謎)背筋がしゃんと伸びる感じ…ご先祖様に報告がてらご挨拶ができて、そしてあたたかく見守ってくださっている気配がするのです。

いつもは書斎にある、亡き父が書いた般若心経の額をリビングに飾りました。我が家にはお仏壇がないので、お彼岸やお盆には父の気配を身近に感じたいと思っています。額と、父が好きだったお花とぼた餅と。リビングに沈丁花の香りがふんわりただよっていました。香りの向こう側に笑顔の父がいるような、そんな不思議な気持ちになりました。
ところで、お彼岸といえばぼた餅。呼び名が幾つかあるのですが、春は牡丹の花から「ぼた餅(こしあん)」、秋は萩の花から「おはぎ(つぶあん)」と呼ぶのだそうです。

ぼた餅は杵でつかずに作ることから…夏は「よふね」(夜は暗くて舟がいつ着いたかわからない)、冬は「北窓」(北側の窓からは月が見えないので、月知らず)とも言うようです。両方とも「お餅を搗かない」にかけています。昔の人の洒落た言葉遊びに感服しながら、美味しくぺろりといただきました♡
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