2年前の夏、ドライブ中の車内クーラーで身体が芯から冷えきってしまい、急遽、車を停めた国道沿いのGU。店内で私に優しく微笑みかけてくれた君と偶然バッタリ出会ったのでした!
今回は、プチプラ服のお話。
「このままでは風邪を引く!」と、すぐに看板が見えた『GU』に立ち寄りました。なにはともあれ、羽織り物を物色。その際、見つけたのが、こちらの100%テンセル素材、ケミカルウォッシュ加工のシャツでした。
一瞬、難易度が高いシャツに見えるケミカルウォッシュのシャツ。ですが、かなりブリーチしてあり、インディゴ感は名残を残す程度なので、淡いブルーのシャンブレーのシャツやダンガリーシャツ、はたまた白シャツと合うボトムとなら、意外にもしっくりとなじんでくれます。サラサラの手触りなのに、ヌメリ感もあり、シルク見えするところもうれしいかぎり。速乾性があるので、汗をかきやすい季節の羽織りものとしても便利。とりわけ水着の羽織りものとしても重宝しており、海辺のお供に連れて行った回数も数知れません。
たしか、こちらは1000円前後の価格だったと記憶しております。私は、プチプラ服を買ったら、意地でも愛用し続けてみせようとする執念が必要以上に沸き上がる質(たち)。「“安い”から買い物をしたわけではない、“必要だから”、“惚れ込んだ”から、買ったのだ!」と、自分で自分の気持ちにきっちり落とし前をつけたくなるのです。プチプラ(=値段が安い)服をコスパ(=コストパフォーマンスが高い)服へと昇華させることができたことで得られる満足度はコーディネイトのひとつの醍醐味とも言えますから!
プチプラ服を買う時こそ、きちんと恋に落ちたものだけを買いたい。ワンナイトラブのような恋愛関係=その場のノリだけのお買い物はしないようにしたいと思っています。
ハッとして、グッときて、パッと目覚めた恋のように運命的な出会いをしてしまった、このプチプラ・シャツ。恋が愛に変わり、いつしか愛着に変わり……これから先もできるかぎりずっとずっと一緒にいたいと思います。
【イベントのお知らせ】
4月29日(土)は、バナナ・リパブリックの銀座店で大草編集長のスタイリングイベント開催! どなたでもご覧いただけます。GW初日、ぜひ遊びにいらしてください。大森&川良&川端もお待ちしております♡ 詳しくはこちら>>
CREDIT :
コート/3.1 フィリップ・リム この日と同じ
シャツ/GU
パンツ/SINME 色違い・この日と同じ
バッグ/ステラ・マッカートニー この日と同じ
靴/コンバース この日と同じ
大森葉子
主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。