(前回のBlogの続きです)日本舞踊の演目「連獅子」にちなんだ和菓子を作ることになりました。今回お願いをしましたとらやさんからのご提案はどれも素敵…でもやはり舞台に立つ張本人が決めたものにしなければ。

今回の舞台が名披露目(名取となったことをお披露目すること)の彼が選んだ御菓子は、羊羹製の「詩歌草(しいかぐさ)」を紅白で!まさに八重咲の牡丹の花そのものです。そして彼のご両親の思いもあり、牡丹の花の間を舞う蝶々の「春の夢」を加えて、3個の御菓子ははっきりしたストーリーになりました。

掛紙はいたってシンプルなものにし、紙袋は春らしくピンク色に。とらやさんのご担当の方にもいろいろと相談に乗っていただき、とても素敵な御菓子の箱が出来上がりました。

当日の劇場…本番は満席で、舞台の親獅子仔獅子ともにとても見事でした!親獅子は風格があり立派で格好良く、仔獅子は若さみなぎる動きで力強い懸命さが素晴らしく、客席は万雷の拍手に包まれました。この感動をおうちでもう一度味わっていただけたらな…と、ピンクの紙袋を持たれた方を見てそう願いました。


今回は日本舞踊の会に向けてでしたが、結婚やお誕生などの記念にもぴったりのお誂えの和菓子。記念日に洋菓子は素敵ですけれど、和菓子もなかなか、良いですよ♡
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