3月にイギリスのチャリティイベント、「レッド・ノーズ・デー」のためにラブコメの名作、『ラブ・アクチュアリー』の続編となる10分間の短編作品がイギリスのBBC Oneで放送されたのをご存知でしょうか。10月27日にはSF 映画の『ブレードランナー』の続編、『ブレードランナー 2049』もハリソン・フォード&ライアン・レイノルズのW主演により日本公開されるし、今、ハリウッドではちょっとした名作続編ブームが巻き起こっています。
つい先日には、女優のエリザベス・バンクスが監督を務める『チャーリーズ・エンジェル』のリブート版が2019年夏に全米公開されることが発表になったと思ったら、立て続けに同日、トム・クルーズが86年に公開され世界中で大ヒットした『トップガン』の続編が製作されることを明言。これは出演映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のプロモーションでオーストラリアのTV番組に出演したトムがインタビューで「『トップガン2』はある?」と聞かれ、「あるよ。撮影はきっと来年になるね」と答えて判明したもの。去年公開から30周年を迎えた『トップガン』、現在では航空機の技術も進化して、新作ではドローン技術による空中戦が描かれるとのウワサです。
ちなみにリブート版とは今までのシリーズの流れを無視して作る、新たな作品のことなので、正確には『チャーリーズ・エンジェル』は続編には入らないかもしれないですが、名作を元にして新たな作品を生み出す、という流れのひとつと言えそう。
そんな中、今週アメリカのABCチャンネルでリメイク版が放送されたばかりの『ダーティー・ダンシング』が、Twitterでちょっとした祭り状態になっています。主演のアブリゲイル・ブレスリンとコルト・プラッターズのダンスがとにかくひどかったらしく、中には「ベイビー(ヒロインの名前)を床に置いて、灯りを消して、ドアを閉めて。そして二度と振り返らないで」との怒りのコメントも。みんなGIF動画や思い思いの画像と共にリメイク版の内容に憤りながら投稿しているところに、この作品が今もこれだけの人たちに愛されているんだなぁ、ということをひしひしと感じます。
そんなワケで、映画に思い入れがあればあるほど、その世界観を壊されたくないがゆえに「続編なんていまさら作らないで……!」という気持ちになるのがファン心理。でも私にとって『ブレードランナー 2049』だけは違います。なぜなら私が幼稚園のときに『スター・ウォーズ』で恋したハリソン・フォードと、大人になってから『きみに読む物語』で恋したライアン・ゴズリング、ふたりの新旧アイドルの共演が観られるから♥ そんな眼福体験が得られるのなら、内容はこの際、二の次で!
Comment