5月終わりにして30度を超える暑さ・・・。

家を出ないが一番と思うけど、それではせっかくのお休みも味気ない。こういう時こそ映画館や舞台など「シアター涼み」を私は楽しんでいます。

5月に拝見した2つの舞台「名人長二」と「名作 歌舞伎舞踊」

前回もご紹介した、明後日プロデュース「名人長二」の舞台が5月25日よりスタートし、早速初日に拝見。

この舞台、演出・企画・脚本全て、主役を務められている豊原功補さんご自身で行なっており、それも、なんと初。

舞台通でなくても、落語通でなくても、誰もが楽しめる作品。6月4日までの公演。もし時間とチケットが手に入ったらぜひ紀伊國屋ホールへ!

見終わった後の第一声は「すごい・・・」ただそれしかありませんでした。

無駄のないテンポ良いストーリー展開、役者さんたちの呼吸、要所で挟んでくる三味線の音色と艶やかな唄、そして落語らしい「おかしみ」と切なさ少々、心地よい「江戸弁」、役者さんの粋な佇まい、それらが全て相成り、会場の誰もが感嘆し、拍手が鳴り止まないほど。

パンフレット一つにも妥協のないこだわり感を感じさせる1冊。インタビューや冒頭の豊原さんの、この舞台に掛ける思いもずっしりと感じました。 

超ベテランの粋で貫禄のある安定の演技にも惚れ惚れしてしまいますが、若手の気迫のこもった熱演にも吸い込まれてしまいます。前回気になっていた若い女優さんも、持ち味の可愛らしさと艶やかさがうまく調和し、小悪魔的魅力を存分に発揮されいて、なんだか私も嬉しくなってしまいました(笑)

それも、豊原さんの演出家としての熱い思いと、それに応える役者さんの魂が一つになったゆえだと・・・。この一週間はただただ感動の余韻に浸っています。

彼こそ、主役・長二の生まれ変わり?と思わせるほどの完璧を追求する職人気質であり、才能の賜物だと感じてならない初作品でした。

明後日プロデュースの第三弾・・・期待も膨らみ、ハードルがかなり高くなってきていますが(笑)、次に何をやっていただけるか楽しみでなりません。

 

「名作 歌舞伎舞踊」この日拝見した演目「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」。雪の中に咲く桜の花。奇妙な光景の中の美しく楽しい恋話しで終わるかと思いきや・・・謀反を企てる男により、話は一転。歌舞伎らしい驚きのストーリー展開と美しく独特な衣装も惹きつけられる作品。

そして、先週末はもう一つ、「名作 歌舞伎舞踊」へ。

こちらは日本舞踊の斯界の第一線で活躍される舞踊家による舞台。前にも書いたように、なかなか敷居が高くて入りづらい世界のように感じますが、その異次元の世界に入ったような緊張感を楽しみつつ、みなさんの着物の装いを拝見したり、優美な日本伝統に触れる絶好の機会。

この日は歌舞伎舞踊の名作を踊るということで、舞だけでなく、歌舞伎らしいお芝居、唄、浄瑠璃、三味線、囃子、そして豪華な衣装も楽しめる演目ばかり。恥ずかしながら、失礼ながら、日本舞踊家さんがお芝居できるって知りませんでした(笑)。

素晴らしい体験に感謝です♡

暑い日こその、シアター涼み・・・オススメです!