「藤色のこしあん」を知っていますか? 老舗・藤い屋のもみじまんじゅうが美味しい秘密【広島サテライトNEWS】

0
 

編集部・大森です。

ミモレで情報を発信するにつれ、「東京からだけではなく地方から情報を発信したい!」と思いにかられ、ことあるごとにいろいろな方に話していたら……「ならば協力いたします!」と男気を見せてくれた方が(涙)!!!  その人こそ、大正14年創業の広島県・宮島の和菓子店「藤い屋」の藤井社長でした。

大学生の時から懐石料理の教室に通われるほどの職人肌の藤井社長(右端)とお茶会で奮闘していただいた古今果の店長・田中さん(左端)とスタッフの皆様と。

読者の方から広島情報を募集させていただいた際に、「藤い屋のもみじまんじゅうは冷めても美味しいですが、焼き立ては格別。宮島で唯一、焼きたてが味わえます。ぜひ味わってください」(ニックネーム:あやこちゃんさん)とコメントをいただいていたため、宮島に到着早々、焼きたてのもみじまんじゅうをパクリ! カステラの表面はカリッと中はふわっと、こしあんはとろ〜り。確かに地元の方がオススメしてくれるだけのことはある、と深く納得!

北海道産の小豆を使用しているあんは、小豆の皮をむいて炊き、裏ごししてあります。そのために「藤い屋のあん」は「藤色」をしているのだそう。雑味のないすっきりとした甘さがクセになる! ちなみに、私はオーブントースターで軽く温めた後、バターをのせる食べ方がお気に入り♡
「よくできたと思える日はあるけれど、満足できたことはないんです」と言う、あんマスター岩見さん。この道32年のベテランなのだそう! 神の島と呼ばれる宮島の工場で、岩見さんのような職人さんたちで作られているあんだなんて、それだけでご利益がありそう!? 
本来、ミモレスタッフの中では辛党のバタやんですが、焼き立てのもみじまんじゅうには 「これは美味しい!」と感動しきり。ちなみに、藤い屋のもみじまんじゅうは厳選された新鮮な材料を使い、保存料を一切使用しないで作り上げているのも特徴。


そして、あんの美味しさをもっと多くの人へ、という思いから社長が立ち上げたのが古今和洋菓子処 古今果(ここんか)。現代人の和菓子離れを懸念し、「もう一度あんの美味しさを思い出して欲しい!」そして現代の子供たちに「もっと和菓子を好きになって欲しい!」という思いから、生まれたブランドで、洋菓子のエッセンスを取り入れたハイブリッドな和洋菓子を数多く展開しています。

より「あん」を美味しくという思いから、菓子パンではなく食パンの生地を採用した看板商品の「古今果あんぱん」。こしあん、つぶあん、つぶあん求肥の3種。もちろん藤い屋のあんと同じあんを使用しています!
ミモレのお茶会では、人気の生菓子3種のアソートも。左から広島チーズケーキ、栗きんとんを使ったモンブラン、あんが入ったanシュー。古今果は旬の果実や地元の素材を使用した生菓子の他、お土産に最適な焼き菓子(こちらはお取り寄せも可能)も揃います。
宮島の表参道には、古今果ancoというスウィーツショップも。メイン商品は「あんころね」。あんとクリームがサクサクのパイ生地の中にIN。


宮島へ訪れる際は、表参道内にある藤い屋・本店で是非焼き立て(焼き立てが食べられるのは宮島内でもコチラだけ!)のもみじまんじゅうを味わってみてください。そして、JR宮島口とカーフェリー乗り場の間にある(どちらからも徒歩1〜2分)古今果さんにて、宮島観光で疲れた足を休めて一息つくコース、かなりオススメですよ! 

古今果では四季折々表情を変える木々を窓越しに眺めながら、スウィーツの他にもドリップ珈琲や厳島神社宮司好みのお抹茶「原寿園 伊都岐の白」なども楽しめます。「かき氷、美味しいです。インテリア、特に椅子、素敵です。居心地が良いお店です」とニックネーム:wadaさんからもコメントをいただいておりましたが、私からも太鼓判!!!

【紹介したお店はコチラ】

 

藤い屋本店
広島県廿日市市宮島町1129
tel. (0829)44-2221
 

 

古今和洋菓子処 古今果/coconca
広島県廿日市市宮島口1-12-5
tel. (0829)20−5670
 

 

古今果anco
※宮島表参道内、藤い屋本店の向かいにあります。