初めてイギリスに取材に行った時、暖炉が部屋の中心であることに気づきました。暖炉に向かって、椅子やソファが置かれ、暖炉の上には絵や大きな鏡がかかっています。日本でも以前は暖炉にあたるものがありました。床の間です。けれど、和室がなくなって床の間の存在も消え、今、リビングの中心はテレビ。でも、それだけでは少し寂しい。私の家では、壁付けの造作の棚をそのままテレビ台にしていて、その横が「床の間」の役目。季節に合わせてアートを置き、花を飾ります。チェストの上でも、本棚でも、小さなスペースでいいのです。あなたも、リビングに季節を感じる場所をつくりませんか?
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