ドレッサーというより、「化粧台」と言ったほうがなぜかしっくりきます。これは、以前にもご紹介した自宅の化粧台。といってもチェストの上です。4段 ある引き出しの一番上を化粧品コーナーにしています。1日に2度、向き合う化粧台は、女性にとって最もパーソナルな場所だと思います。だから、私は「時間の記憶」をとどめるものを化粧台に置いています。ヴィンテージのオレンジ色のガラスのトレイセット、愛用のアクセサリー、アンティークの手鏡、記念日に贈られた時計。そして、母が元気だった頃の幸せな家族の写真。写真立てに入れて一枚の写真を飾ることは、ただのインテリアではなく、家族とのつながりを確かめる手段です。ここから1日が始まり、ここで1日が終わるーー自分を慈しむためにも、化粧台は私にとって、とても大切な場所なのです。
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発行人・下田結花のブログ
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