自分のための時間を
ちゃんととっていますか?

「毎日TO DO リストに追われていませんか?」エリカさんはまた、そうミモレ世代に警鐘を鳴らす。
「やらなければいけないことに追われて、必死でリストをこなしても項目はさらに増えるばかり。日本人は『~ねばならない』に縛られて、自分の時間をつくることが上手ではないと思います。特に40代の女性は、仕事、子育て、パートナーや親、友人との関係、世間とのつきあい……忙しすぎます。1日に10分でも15分でもいい。自分のための時間を意識してもたないと、すっかり消耗して、そのうち燃え尽きてしまいますよ」
かく言うエリカさんも、数年前、急激に忙しくなったことでスケジュールに空白がまったくなくなり、「燃え尽き」を経験。ウィークポイントである腎臓を壊してしまった。
「最近はやることに優先順位をつけて、休みもちゃんととるように心がけています。私の理想の休日は、パジャマのままで夫とお気に入りのDVDを観ながら、家でのんびり過ごすこと。時間が許せば、露天風呂もいいですね。日本の露天風呂、最高!(笑)もちろん、もっと些細なことでもいいのです。リラクゼーションのCDを聴くとか、それから深呼吸も。深呼吸は、ポジティブな気持ちに導いてくれるホルモンを増やして、ストレスホルモンを減らすことから、アンチエイジングにも効果があるといわれています」

 

スケジュール帳に、まず
自分のための予定を書き込んで

「TO DOリスト作りは一旦辞めて、スケジュール帳にあらかじめ自分のための予定を書き込んでしまいませんか。バカンスの予定、自分が楽しいと思えること、あるいはエステやヘッドスパ、ネイルサロンなど自分をケアする時間などを、スケジュールにきちんと組み込むことをおすすめします。自分のための予定を優先するなんて、自分勝手でわがままと思われるんじゃないかしら? ともすれば日本の女性って、そんなふうに考えがちですが、目的やご褒美を設定することは、モチベーションの持続にもつながります。もっと自分を大切にしてあげなくちゃ。アクセルを踏むばかりではなく、もっとブレーキをかけることが必要です」