思い起こせば、あれは2016年9月。ブラピとアンジー、ハリウッドきっての大物カップル通称「ブランジェリーナ」がまさかの離婚を発表し、世間にショックを与えたのでした。離婚や破局など日常茶飯事のハリウッドにおいて、ブランジェリーナの離婚は「愛は死に絶えた」などとみんなが悲嘆に暮れる一大ニュースに。
そして離婚発表から1年たった今、アメリカの『Us Weekly』誌が、ここ数ヶ月、ふたりの離婚手続きが進んでいないことを報道。これを受けて、各メディアは「ふたりが復活する兆しでは」と報じています。こ、コレは……まさかの復縁、クル〜〜!?
今年に入ってアメリカのメンズファッション誌『GQ Style』でアンジーとの離婚の原因ついて、長文インタビューで語っていたブラピ。その理由とは、ブラピのアルコール依存と、父親としての態度だったそう。アンジーと家族を持ってからは他のドラッグなどはすべて止めたけれど、アルコールだけは止められず、毎日大量に飲酒していたのだとか。しかしアンジーに離婚申請されてから、裁判所に6人の子供たちと自由に会うことも禁じられてかなり辛い想いをしたブラピは、今ではアルコールを断つことに成功。アルコールの代わりにイングリッシュ・ティーを飲んでいるとの情報も。
「アンジーとやり直し、子供たちとまた一緒に暮らしたい」。そんな一心で努力した、ブラピのけなげさに打たれたアンジーが心ほだされた、ということでしょうかね。
そもそもこのふたりについては、「いつかヨリが戻るんじゃないか」と思っていた方も多いのではないでしょうか(まあ、そんな願望がこんな報道に繋がっているだけかもしれませんが……)。だって誰が見たって(アンジーをあんまり好きじゃない私が見ても)、ふたりは真実の愛で結ばれた、いわゆる〝ソウルメイト〟に見えるもの。それはふたりが一緒にいるときの表情や仕草、笑顔や、ふたりが出会ってからどれだけふたりが変化してきたか、などを見ていれば感じること。そしてブラピと別居するようになってからも、アンジーは——そう、ブラピと結婚する前はあれだけ肉食で男女問わずにワイルドな関係を楽しんで来たあのアンジーが——一年たっても誰とも浮いたウワサが立っていない……! それって、6人の子供たちへの責任感ももちろんでしょうけれど、やはりブラピへの愛が大きかった分、失望と悲しみで、他の男性に目を向けるどころではなかったのかなぁ、と。アンジーは先日、『Vanity Fair』誌9月号で、離婚以来初めてブラピとの離婚について語り、この一年のことを「ただただ辛かったわ」と表現していましたしね。
一方ブラピも、シエナ・ミラーなどとデート報道はあったものの、どうやら全部ガセネタで、他の男性セレブのように「離婚するから晴れてシングル! うぇ〜〜い♪」と遊びまくることもなく。一時は心労から18キロ激やせしたとのニュースもありました(今思えば、アルコールを止めたことも体重が減った理由だったのかもしれないですね)。ブラピは『GQ Style』誌のインタビューでも、子供たちの心のケアを最優先して行くために裁判を泥沼化させるつもりはないと語っていましたが、そんな真摯な態度が外見にも現れているかのように、最近ではすっかり落ち着いて渋みを増したムードに。
ブランジェリーナは3人の実子の他に3人の養子もいるため、他のセレブ家庭よりも子供に対する責任感を強く感じているのかもしれませんが、男性側がこれほどまでに破局後も子供のことを考えて行動しているハリウッドカップルって、結構珍しい気が。真面目で子供想い、しかも過去の過ちは素直に反省しているし、女遊びもしていない風。————いい旦那さんじゃないですか(ホロリ)。アンジー、悔い改めたブラピのこと許してあげて、やり直すチャンスをあげて〜〜!、と、思わず言いたくなってしまいます。
夫婦のことは、夫婦にしかわからないもの。だから外野がアレコレ言うべきではないのでしょうが。それでもやっぱり私たちは、こんな風に不倫報道が相次ぐ世の中にも、お互いがお互いだけを想い続ける「真実の愛は存在する」という奇跡が見たくて、ブランジェリーナの復活をついつい夢見てしまうのかもしれません。
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