きょちゃんさんからの質問
Q.
衰えていく容姿に悲観的な気持ちになります。
払拭できる方法を教えてください。

楽しい老年期を送るために、今からできること、心がけることとは何でしょうか? 年齢を重ねるにつれ、得るもの失うものはたくさんあります。決して悲観するだけではないと思いつつも、こと容姿に関しては、残念なことがたくさんありすぎて。シミ、たるみ、シワ、白髪、冴えない雰囲気……。そんなネガティブな感情を払拭できるような心持ち、在り方を、ぜひ小林照子先生にご伝授いただきたいです。(47歳)

特別ゲスト 小林照子先生の回答
A.
今は容姿の分岐点にいるの。
いかに愛情を注ぐかで、上向きになるかもっと落ち込むか
決まってきますよ。

気を悪くなさらないでいただきたいんだけど、一つ質問があります。容姿が衰えたことで人生を悲観しなければならないほど、アナタは容姿で生きてきた方なの? モデルさんや女優さんなら分かるのですよ。容姿の衰えは死活問題ですから。でも職業や生き方にそれほど容姿がウェイトを占めていないなら、心がけ次第でいくらでも、これからの人生は豊かにできますよ。

私が子供の頃は、49歳が平均寿命でした。ですから私は、50歳以降の人生は、「オマケ」と思って生きてきたんです。だからといって遊んで暮らしていたら、「82歳です」と伝えて「ええー!」と驚いてもらえる今の私はなかったことでしょう。

たしかに40代までは、ある程度遊んで暮らしていても、もともと持つ体の力で美しく保てるところがあります。でも平均寿命を考えると、肌の寿命も50歳くらいまで。そこからは、いかに愛情を注ぐかで、上向きになるかもっと落ち込むかが決まってきます。つまり今が分岐点。ならば頑張って、上向きの肌を作りましょうよ。毎日顔をホットタオルで温めて、丁寧に洗顔をしてあげなさい。そのシワだってシミだって作ったのは自分なんですから、責任持ってケアしてあげる必要がありますよ。幸い肌細胞は28日周期で生まれ変わっていますから、丁寧にケアを続けていれば、必ず上向きになりますから。

「もう歳だ……」とネガティブな感情になるのが一番いけない。無表情になって、肌にゆるみを作ってしまいますから。若いうちはね、表情がなくても皮膚がパーンと張っているから、たるみも出ないの。でも年齢を重ねて重力に逆らえなくなってくると、肌を引き上げる“表情美”が必要。表情美があれば、むしろ今までよりもっと魅力的になれるものよ。白髪だって、黒いときにはできなかった色に染めて楽しむことだってできるもの。もっと自分をかわいがるということを、やってごらんなさい。
それに加えて、内面も育てることが大事。50代からは、自分という個性で生きましょう。気がついた今がタイミングよ。頑張って!

いかがですか?
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PROFILE
  • 小林照子(こばやしてるこ)1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、[フロムハンド]メイクアップアカデミー、青山ビューティ学院高等部東京校・京都校の学園長も務めている。最新著書『“ずっときれいな人”だけが知っている。45歳から変えていく50のこと』(三笠書房)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る