近頃の私は、猛暑と残暑の疲れが一気に出たのか、昨日は何を食べたのかすぐに思い出せないし、ラーメンをすすったら吸引力の低下でむせちゃうし、やる気もなければ、生きる力もぐーーんと低下気味でした。

このままじゃダメだ! 愛猫のヘルシーフードを購入するためにも頑張って働かないと! とついに超高額健康サプリ(高麗人参系&コッカス菌系)にも手を出しちゃったりして……。

押し寄せてくるあらゆる初老感に負けてばかりはいられない。もうひと花というよりは、ひと踏ん張りしなくちゃと、またしても温泉へ向かうことにしました。今回は、本格的で野趣あふれる河川敷にある露天風呂! とにかく広いところ。そして最後の最後まで迷ったけれど、大人になってからは初めての混浴です。 


愛車をブンブン飛ばして3時間弱、群馬県水上温泉郷にある寶川温泉 汪泉閣(おうせんかく)は、野生のニホンザルが道路わきで木の実を拾っていたりするほどの山深い温泉郷にありました。平日の昼間なのにファミリーや外国人カップル、バイカー達で駐車場は大混雑。3つの混浴大露天風呂と女性専用露天風呂があり、夕方までなら“日帰り入浴”もできます。

日本一の混浴大露天風呂『寶川(たからがわ)温泉』へ_img0
風情のあるお宿。ライトアップされた“夜温泉”は宿泊客だけのお楽しみ。宿泊客には“湯あみ着”の貸し出しもあるそうです。
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いろんなオブジェが並び、かなりアットホームな雰囲気。子熊の頃に保護したクマやウサギも庭園内のケージで飼育している個性派の温泉です。いちばん奥にある“摩耶の湯”は女性専用露天風呂。200畳の広さがある“子宝の湯”ほか2つの混浴露天風呂が24時間楽しめるそうです。


いきなり混浴に入る勇気はなく、まずは女性専用露天風呂へ。緑に囲まれ、川のせせらぎを聞きながら入浴していたら、「ここで十分かも? ここだけでいいんじゃない?」とかなりのリラックス感を得ることができました。でも、通りすがりのマダムが「せっかく来たんだから、あちらの広い方のお風呂にも入らないともったいないわ。意外とみんな平気だったって言ってたわよ~」なんておっしゃるので、えいやっとばかり、バスタオルをぐるっと巻いて行ってみることに。

120畳の広さがある“摩訶の湯”は、映画『テルマエロマエ』のロケにも使われた混浴露天風呂。男性も女性もタオルを巻いて入浴するのがルールです。みなさん、マナーを守って、きちんとタオルを巻いて入浴しているのですが……。

なんだかチラチラおじさんたちが視界に入って落ち着きません。ピチピチの若い男性が視界に入っても、それはそれでなんだか気まずい感じ。きっとあちらも「おばさんが視界に入ってきて目障りだ」と思っているのでしょうが、そんな雑念が浮かんでは消え、リラックス感はほぼ得られず、2~3分で退散することにしました。再び、女性専用露天風呂に戻り、今度はバスタオルを巻かずにのびのびと、源泉掛け流しの温泉効果を堪能。芯までしっかりと温まりなおしました。

きっと夜なら違った雰囲気なのでしょうが、昼間の明るさでの混浴は私にはかなりハード。でも、たった数分間でしたが、混浴露天風呂に入浴してみて、ひと皮むけた気がします!!(むけてもしょうがないんだけどw)。

紅葉の頃はさらに美しい景色を眺めながら、温泉を楽しむことが出来そう。何より、小さな子どもたちはきっと喜ぶだろうなぁと思います。湯船が半分、浅めにつくられたお子さんでも安心の混浴露天風呂もあるのでぜひ~~。

寶川温泉 汪泉閣
http://www.takaragawa.com/huro03.html