ACE HOTELに学ぶ、
「今っぽい」暮らしtips

あえて、「今っぽい」とつけました。「今っぽい」というのは、スタイリッシュであるとか、最先端であるとかとは、違います。

今の気持ちに合っている、今の時代にフィットしていると言うこと。自宅が好きすぎて、大型ホテルがもつ一種のけばけばしさや、偽物っぽさが苦手です。旅はもちろん、出張も多いので、そのときも、かなりドキドキしながら予約します。

今回のLAダウンタウンにあるACE HOTEL、かなり好きでしたー。ちょっとしたことなのですが、私、ディテールにノックダウンされ、再訪しようと心に決めました。

ニューヨークのACEも行ったことがあるのですが、こちらはまた西海岸らしいカジュアルさと、リラックス感があり、雰囲気は全く異なります。母体は同じなのに、この違いは、やはりホテルは、そこで働く人とゲストが作るんだなあ、と実感しました。

着くと、ダンガリーシャツとチノパンのお兄さんが、ドアを開けて、荷物を運んでくれます。

どこから来たの?
TOKYO!
今一番行きたい場所だ!

と本当か嘘かわかりませんが、こんな会話に、もう好きな要素があります。

別のクローク担当のお兄さんとエレベーターで、一緒になったとき。サンプルをいっぱい抱えていた私に、こう言います。

僕に何を買ってきてくれたの?
サンプルなんだよね。
じゃあ、次回!

というように。なんか、この短い会話だけで、like homeみたいな感じがするのです。大好きな映画、LAを舞台にした、PRETTY WOMAN に出てくる ホテル名 の雰囲気とは隔世の感が。

そして、インテリアも居心地が良く、まるで友人のフラットに遊びに来たよう。新しくて古い、というのかな。家っぽい。もし、私がLAに一人暮らしするなら、こんな感じにしたいなあ、という感じ。

自宅にも採用できそうなtipsがさまざまあったので、写真と一緒にご紹介しますね。

大草 直子

  • tip1
    ステイショナリーは、こんなふうにレザーのトレーにまとめて。ペーパーは寝かせ鉛筆は立てたり、など、しまい方が色々だと、場所もとるので、こんなふうに。ギターが置いてある部屋もあり、譜面が♡

  • tip2
    ダイニングは、こんな感じ。いかにもアメリカのダイナー、といった雰囲気がまた好き。白ワインもサラダも美味しかった。朝食のアボガドトーストは絶品。

  • tip3
    ステイ中に、クリーニングを頼んだのですが、こんなふうなメッセージと共に戻ってきました。我が家もゲストを迎えるとき、ベッドにこんな可愛いメッセージを置きたいな。

  • tip4
    入り口の扉が作る影が本当に美しくて。光の取り方の参考に。ただただ光が入れば良いわけでもなく、影を楽しめる自宅にしたいなあ、と。

  • tip5
    メキシコのビール、テカテ。海外のビールだと一番好きなんです(笑)。この部屋の冷蔵庫セレクトが、個人的にツボ。

  • tip6
    ドライヤー、無機質になりがちなものも、こんなポーチに入って置いてあったら、なんだか可愛い。このポーチ、入り口のストアで売ってました。

  • tip7
    タオルも、こんなふうに積み重ねて。バスタオル、フェイスタオルは白。一番上のハンドタオルはネイビー。この素材と色のコントラストだけで、景色が変わる!

  • tip8
    実は自宅のトイレットペーパーホルダーをまだ買えずにいます。欲しいのがなくて。こんなレザーの組紐?をホルダー代わりに、真似しよう!

  • tip9
    フロント横のストア。なんか、こんなふうにディスプレーされていると、すごく欲しくなる(笑)。