「私たち夫婦の今の生活の中で、夜の晩酌時間は大切な会話時間になってます」と料理家のSHIORIさん。「だから、夫が仕事から帰ってきて『おなかすいた!』って言われたら、一刻も早く“とりあえずなにか”を食べさせたい。そんなときはコンロも使わず、パパッと1品。食材の相性さえよければ、のせるだけ、混ぜるだけで十分おいしいんです」

 

最新刊『SHIORIの2人で楽しむ ゆるつま』では実生活でも作っている“ゆるっと、うまい”おつまみを披露。今回はその中から、どんなお酒にもあう、フライパン、鍋いらずの5分で作れるおすすめのつまみ3品を紹介します。

乾き物を格上げして、おつな前菜に
■さきいかたたききゅうり

 

 材料(2人分)
・きゅうり 1本
・さきいか 12g

A
・にんにくのすりおろし 少々
・ごま油 小さじ1
・塩 2つまみ

・粗びき黒こしょう 少々

 作り方 
① きゅうりはまな板の上に置き、にぎりこぶしで全体をたたき、食べやすく割る。
② ①とさきいか、Aを混ぜ合わせる。器に盛り、黒こしょうをふる。

うまみとコクが深い異色のコンビ
■クリチーの塩からのせ

 

 材料(2人分)
・クリームチーズ 50g
・いかの塩辛 50g
・万能ねぎの小口切り 適量

 作り方 
① クリームチーズは1cm角に切り、器に盛る。
② いかの塩辛、万能ねぎを順にのせる。

ゆずこしょうが隠し味
■しいたけゆずマヨ焼き

 

 材料(2人分)
・しいたけ 6枚

A
・マヨネーズ 大さじ1
・ゆずこしょう 小さじ1/3

・ピザ用チーズ 適量

 作り方 
① しいたけは軸を取る。Aを混ぜ、しいたけの裏側に塗り、チーズをのせる。
② オーブントースターか魚焼きグリルで焼き色がつくまで焼く。

SHIORI

大ヒット『彼ごはん』シリーズは累計340万部。料理好きな若い女性を中心に圧倒的なファンを持つ。料理を通して、女性をハッピーにしたいという思いいで、TV、イベント、ワークショップ、自身が経営するお料理教室など活動の幅を広げている。

 

『SHIORIの2人で楽しむ ゆるつま』

SHIORI著 講談社 1000円(税別)

「ゆるくつまんで飲む時間は、私たち夫婦のかけがえのない楽しみです」という料理家のSHIORIさん。晩酌が大好きな夫との食卓は「がんばる料理」ではなく、「がんばらなくてもウマい料理」がちょうどいい。“ラクに、ゆるっと、でも見た目は華やか”な、おかずにもなるつまみ料理が満載の1冊。


・第1回「頑張らなくてもウマいつまみ「ゆるつま」教えます」はこちら>>

・第3回「お酒の〆、週末ランチは「濃い味ごはんはやっぱりウマい!」」はこちら>>

撮影/野口健志 イラスト/須山奈津希 構成/中田優子(講談社)