先日お招きを受け、辻井伸行さんのコンサートへ行ってまいりました。

客席から開演前の興奮が伝わってきます。

テレビやCDなどで彼の弾くピアノの素晴らしさ。ホールでの生演奏はどれだけ素敵なのでしょうと当日が楽しみでなりませんでした。

美しいです…

時間になり会場が暗転すると「盲目のピアニストではなく、一人のピアニストとして…」と辻井さん自身の声で会場に語りかけが始まりました。舞台上部のモニターには辻井さんの赤ちゃんの頃の写真が映り、彼が誕生した時の話、その時のご両親の想いをお母様が語りました。そしてある時、何気なくお母様が歌った「ジングルベル」を幼い辻井さんが耳で音楽を聞き取り、再生(今風に表現すると”耳コピ”でしょうか)をした時の驚き、感動がホームビデオの映像とともに綴られていました。おもちゃのピアノをめちゃくちゃに叩くように、でも正確に弾いている2〜3歳くらいの辻井さんの姿に会場の全員が息を飲むように見入っていました。

そして辻井さんが万雷の拍手に迎えられステージに登場!ピアノソロの4曲はそれぞれ、辻井さんの優しくて無垢な心がそのまま音に変わっているようでした…♡

休憩を挟み第二部が始まる少し前に、周囲の雰囲気が不思議な感じがして、どうしたのかな?と思っていたら天皇皇后両陛下がご来臨されたのでした!穏やかなお二人のお姿にさらに心が満たされてゆくのを感じました。
辻井さんと東京フィルハーモニー交響楽団の、まさに”魂を揺さぶるような”ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番ハ長調作品18 第1楽章〜第3楽章」の演奏が終わり、アンコールで両陛下のお好きな「樅の木」(シベリウス)と東日本大震災直後に作曲したという「それでも、生きてゆく」(辻井伸行)をソロで弾かれました。会場はスタンディングオベーション!感涙する人、人、人。やがて辻井さんがステージから去り、両陛下もお優しい笑顔をたたえゆっくりと会場を後にされました。

お祝いでしたので着物で(自撮り下手ご容赦!!)

とても不思議なのですが、実はどのように家に帰ったのかも覚えてないくらいなのです。辻井さんのピアノ演奏に触れられたことはそれだけ衝撃的なことだったのだと思います。音楽に限らず、芸術が人の心を満たし動かす…あらためて「芸術の在り方」を考えさせられた一夜でした。

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