今年の春は、梅に始まり、桜も堪能したし、根津美術館のカキツバタも見ることができて満足。やっぱり季節ものはいいですね。さて、アメリカのCNNが選んだ『世界の夢の旅行先9ヵ所』のひとつとして話題の「あしかがフラワーパーク」の大藤棚を見に行ってきました。なんと日本からは、唯一ここが選ばれたそうで、大藤、白藤、きばな藤、うす紅藤がそろいもそろって満開。園内は花の香りに満ちていて、うっとりするくらいきれいでした。

29℃近くまで気温が上昇したこの日ですが、藤棚の下に入ると日差しはやわらかくかげり、ふわっと藤の香りがする風が流れていて、とにかく極楽浄土ってこんな感じなのかなぁと思うくらいの幻想美。じつは、250トン以上の炭を敷き詰めて園内を浄化しているらしく、花はすくすく育っているし、とにかく気持ちがよくて、“きれいのパワースポット”な感じがしました。今年は暖かい日が続き、花芽の進みが非常に早く、この記事がアップされる頃には藤の見ごろは終わっているかもしれませんが、ぜひ来年のGWには訪れていただきたいおすすめのスポットです。

あしかがフラワーパークは、夜のライトアップもきれいみたい(5/17までです)。でもやっぱり自然光で、この美しさを一度は見ていただきたいです♥ あと畑が駐車場で、砂埃がすごいので車がすごく汚れます。そして白いスニーカーなどもドロドロになりますので、ドレスコードは“スーパーカジュアル”がおすすめ。

園内にはバーベキューコーナーもあって楽しげでしたが、ランチは足利学校や鑁阿寺があるエリアへ移動することに。人間だもの、の相田みつをゆかりの店「めん割烹なか川」でお蕎麦をいただきます。太めの田舎蕎麦がボリューミーでおいしい。珍しい日本酒も豊富なので、お酒好きな方にもおすすめです。

「まいたけ天そば」なんですが、いろんな天ぷらがついてきました。きのこご飯もちょっとついてうれしい。鑁阿寺の参道にはこのお店のほかにもお香屋さんやアンティーク着物のお店、お煎餅屋さんなど、可愛いスポットがちらほら。お寺の周辺には、手打ちの蕎麦屋さんが多いみたい。さらに足を伸ばすと“佐野ラーメン”のお店がいろいろ。

お寺にご挨拶してから、近くにある「籠や」をチェック。相田みつをの元住居を改装した、籠や和雑貨を扱うお店です。何も買うつもりはなかったはずなのに、またしてもまたしても運命の出会い。あけびの可愛いバスケットと目が合ってしまいました。一緒に帰ろう♥ そうしよう♥

なんだか素敵なたたずまいの「籠や」。あけびをはじめ、アタバッグ、山葡萄、竹など、いろんな素材の籠が。
素敵なものだらけですが、私はこの子を浴衣に合わせる予定。クレジットカードは使えないので、ご注意ください。

 近くに恋人の聖地、縁結びで有名な「足利織姫神社」があったのですが、今回はタイムアップでご挨拶はできず・・・・・・・。やはり“縁”には縁遠い有田なのでした。