かなりの“メガネ持ち”の私。靴やバッグは同世代の女性と比べて欲が薄いほうなのですが「百目かお前は!(ゲゲゲの)」と突っ込まれそうなほど、いや、夜は本当に百目に変幻しているのかもと思うくらいメガネが欲しい……かけるとつい買ってしまうのです。
今日はそんなメガネコレクションの中から、お気に入り形とブランドをご紹介したいと思います。

1.飽きのこない「オリバーピーブルズ」定番アシュトンの黒ぶち

ファッション関係の人と会食があったこの日は、紺の“やすきよジャケット”にベストにメガネ。
全身だとこんな感じで、学生感もありつつ、やすきよ感もある(笑)。
オリバーピープルズの人気の定番モデルASHTON-J(アシュトン)。いわゆるウェリントン型です。10年ほど愛用していますが一番使用頻度が高い。最近の流行りのタイプよりやや小ぶりな気がします。

なぜメガネに心惹かれてしまうのかというと、

1.仕事中でもかけていて自然なファッション小物
2.メイクのかわりになる
3.野暮ったさが出る
4.人と距離感を持てる
5.コスプレ感がある

この4の理由は、以前に光野桃さんも書いていらっしゃったように「相手との間に1枚、膜ができ安心する」。ドリカムの名曲「眼鏡越しの空」(大草Dのカラオケの十八番)でもあるけれど、気を隠すにもちゃんと見るにも……なのです。

2.日本の職人技が光るクラシカルで軽い「エナロイド」

人前で喋るときもメガネをかけていると安心します。

上のインスタライブでかけていたのは、エナロイドのもの。岐阜県の恵那眼鏡のオリジナルのアイウェアブランドです。

べっこうとメタルのコンビネーションが可愛いですよね。ヨロイと呼ばれる目尻からつるにつながる接続部の滑らかなデザインの美しさといったら! 軽くて疲れないので、ブルーライトカットレンズにしてPC作業用にしています。
上のオリバーピープルズよりフレームが細く、レンズが大きいので小顔に見える気がします(……ほんの少し)。黒ぶちより柔らか。

3.「野暮ったさ」「コミカルさ」を足したいときの「ADSR」の丸メガネ

遊び用に買った「ADSR(エーディーエスアール)」のEVANS10というタイプ。

同じ形でも黒ブチだとのび太になってしまいそうで、軽やかなシルバーにしました。

あ、やっぱりのび太かも……。私はこの形、頬が当たってしまうんですね。だから時々しかかけないです。

4.ブリッジに個性のあるボストン。2つ目の「オリバーピープルズ」

こちらはイギリスで購入したオリバーピープルズのもの。鼻あてがとても小さく、つるが長い。平たい顔族の私にはずるずると下がってきてしまって、日本のメガネ屋さんで調整してもらいました。ブリッジに個性があってモード感がありますね。
これが一番女の子っぽいかもしれません。鼻パットがないタイプの方が、跡がつきにくく、ぐっと顔に密着するので安定感があって好きです。 

写真を撮ってくれた編集部の子からは「コレが一番似合ってる」と言われました。

5.個性的なデザインが目を引く「フレンシー&マーキュリー」

日本人アイウェアデザイナーEque.Mによるブランド「Frency & Mercury(フレンシー&マーキュリー)」のもの。
これは5年くらい使っています。べっこうとゴールドのコンビネーションに惹かれて買ったのですが、あまりしっくりきてなくて。最近やっと年相応に似合うようになってきました。

え?まだあるの??と呆れてきたでしょう。あは。まだまだあるんですが、ご紹介はこれが最後です。

6.ベルリン生まれの緻密な設計とかけ心地に感動する「マイキータ」

一番最近買ったのがこちら。ベルリンのブランド「マイキータ」のもの。薄いグレーのべっこうって珍しいですよね。
すごいのはヒンジと呼ばれる曲がる部分にネジがないこと。コイルのように巻きつけてあって、ネジが緩んでツルが広がってしまったり、グラグラしたり、というストレスがありません。
今日みたいにグレーっぽい服と合わせてもいいですし、強めの色合いの服の日でも少し柔らかく、優しく見える気がします。

1.オリバーピープルズ
2.エナロイド
3.ADSR
4.オリバーピープルズ(2本目)
5.フレンシー&マーキュリー
6.マイキータ 
とかけ比べてみましたが、どれがみなさんはお好みでしたか?

メイクを変えるよりガラッと印象が変わって、今っぽさもプラスできるメガネ。そして自分の顔や心のコンディションが良くないときに守ってくれるメガネ。

意外と形のトレンドの移り変わりもあり、新しい日本のブランドも続々と出ているんですよね。
しばらくメガネを新調してないわという方も、かけたことのないブランドのものもぜひトライしてみてください。

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