パリ第13大学の教授陣が発足・運営する「フランス植物療法普及医学協会(AMPP)」のマスターフィトテラピストであり、AMPPの日本唯一の認定校である「ルボアフィトテラピースクール」の副代表を務める南上夕佳さん。自然の植物を使って、本来人間がもっている自然治癒力を高め、病気を予防する伝統療法であるフィトテラピー(植物療法)を伝える活動をしています。

南上さんがフィトテラピーと出会ったのは、ご自身の体の不調、25歳という若い年齢で発症してしまった若年性更年期障害がきっかけでした。「ルボア フィトテラピースクール」でフィトテラピーを学びながら実践され、自然ぐすり生活を続けるうちに、約1年で不調から解放されたそう。

以来、フィトテラピスト(植物療法士)として活躍されている南上さんが、自分の体をケアするために日ごろ愛用しているアイテムを6つ教えてもらいました。


愛用アイテム1:アンティーム オーガニックのデリケートゾーンケアアイテム

 

同じブランドの保湿剤アンティーム ホワイトクリームと一緒に使っています。 デリケートゾーン専用ソープアンティーム フェミニンウォッシュ/アンティーム オーガニック

「師匠である森田敦子が手がけ、植物のもつ恵みを最大限に活かす処方をしたコスメブランド『アンティーム  オーガニック』のソープと保湿剤を毎日使っています。体の中でも、繊細なデリケートゾーンは女性にとって大切な場所。デリケートゾーンは、顔よりも皮膚の角質層が薄いため、デリケートゾーン専用のアイテムを使うのがおすすめです。
フェミニンウォッシュは、肌本来がもっている常在菌やうるおいを保持したまま洗えます。アンティームホワイトクリームは、保湿&美白をしてくれます。デリケートゾーンだけでなく、Vラインやワキ、乳首など黒ずみが気になる部分にも使えます」

 

愛用アイテム2:インティメールのバーシングオイル

膣マッサージ用のバーシングオイル/ インティメール

「バーシングオイルは、妊娠32週目以降に会陰部分のセルフマッサージに使えるオイル。膣の中にまで使えるように、化学成分を使用せず、こだわりの植物成分で作られています。私も、妊娠中はこのバーシングオイルで会陰マッサージをしていたので、会陰切開をせずにすみました。助産師さんには、初産には珍しく会陰の伸び具合が素晴らしいと褒めていただきました。産後の回復のサポートにも使えますし、出産関係なく、加齢とともに萎縮してしまう膣周りのマッサージオイルとしても使えます」
 

愛用アイテム3:ロールオンアロマ

 

ロールオンアロマ「ビフォアキス」/コスメキッチン エルボリステリア

「コスメキッチンで購入できるハーブ薬局『エルボリステリア』。このロールオンアロマ『ビフォアキス』は、私がつくらせていただいた香りです。

香りは脳にダイレクトに伝わり、自律神経やホルモン分泌にも関係する重要なもの。香りで女性ホルモンがアップするように、ゼラニウム、シダーウッド、クローブ、オレンジをブレンドしました。胸の高鳴りや、子宮がキュンとするような甘美な高揚感をイメージした、大人の女性におすすめの香りです。

香りを上手に取り入れることで自律神経の乱れやホルモンによる気分のムラなどの軽減にも繋がります。おかげさまで、私は産後うつと呼ばれる産後の気分の落ち込みもほぼありませんでした」
 

愛用アイテム4:膣トレボール


「“膣トレーニング”という言葉を聞いたことがありますか?“膣トレ”というワードを耳にされたことがある方もいらっしゃるかもしれません。“膣トレーニング”とは、子宮や膀胱を支えている『骨盤底筋群』という筋肉を鍛えるエクササイズのことを言います。産後の女性や大人の女性に起こることがある尿漏れや頻尿もこの『骨盤底筋群』の衰えが原因なんです。

“膣トレーニング”の方法はいくつかあるのですが、エクササイズの他に私が使っているのは『膣トレボール』です。写真がないのですが、おもりの入ったボールを、タンポンのように膣に入れ、その重みで鍛えることができます。1日中入れっぱなしではなく、1日10分から15分くらいの短時間のトレーニングを続けていくと骨盤底筋群が鍛えられて尿漏れのケア、ヒップアップにもつながります。

『膣トレボール』の形は、丸いボール型と流線型のものがありますが、どちらも最初は軽いものからスタートするのがおすすめです。私が使っているものはフランスで買ってきたものなので、同じものは売っていなかったのですが、初心者でも挿入しやすいおすすめのものはAmazonで見つけたこちら。重さが3種類あるので、段階的に重くして鍛えていくことができます」

愛用アイテム5:かかとソックス

 

ソックス/ピュビケア

「かかとには卵巣や子宮のツボがあり、そこを温めることでホルモンケアにつながります。
足首まで温かくなるので、下半身や子宮の温活にとってもおすすめ。
私は産前産後も、陣痛の時もずっと履いていました。産後の子宮の戻りも早かったと思います」
 

愛用アイテム6:ハーブティー

 

ティザンヌ 4 アソート/コスメキッチン エルボリステリア

「メリッサ、ラズベリーリーフ、エキナセア、ヴァンルージュの4種類のハーブのお試しサイズのハーブティーのセット。女性ホルモンと免疫力をアップする組み合わせなので、ブレンドして飲んでも、単品で飲んでもOKなところが魅力です。

『メリッサ』は、女性ホルモン様作用があり、特にプレ更年期や更年期予防におすすめです。精神安定の効果もあるので、飲むと穏やかに落ち着きます。
『ラズベリーリーフ』は、子宮の強壮や粘液力を高める効果があると言われています。粘液が少なくなってきている方や、目の渇き、口の渇きが気になる方はぜひ。私は妊娠中、臨月の時からずっと飲み続けていました。母乳の出が良くなるとも言われています。
『エキナセア』は、感染症や風邪などのウイルスから身を守るための免疫機能を高めるエキナコシドという成分があり、いまの時期や、疲れを感じた時にもおすすめです。
『ヴァンルージュ』は、赤ぶどうの葉のハーブ。血流促進効果があるので冷え性の方はぜひ!体温が上がれば免疫も上がります。


フィトテラピーの基本については、著書『自然ぐすり生活』(ワニブックス刊)にて紹介していますので、もしご興味のある方は手にとっていただければうれしいです」


※掲載のアイテムはすべて本人の私物です。同一の商品は現在取り扱いがないこともあります。
※植物療法(フィトテラピー)は、日本では医療行為ではありません。掲載の内容は、植物の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。使用にご不安のある方は、専門家や専門医に相談されることをおすすめいたします。

 

 


構成・文/高橋香奈子

 

第1回「【アラフォーVIO脱毛体験記】ハイジニーナ(無毛)にしようと思った理由」はこちら>>
第2回「【アラフォーVIO脱毛体験記】VIO脱毛のメリット、デメリットは?」はこちら>>
第3回「【アラフォーVIO脱毛体験記】クリニック脱毛前にしておきたい「準備」とは?」はこちら>>
第4回「【VIO脱毛】12年前にサロンで脱毛。体験者が語る“今の状態”と“後悔したこと”」はこちら>>
第5回「【VIO脱毛】ぶっちゃけ結婚しているアラフォーがハイジニーナ(無毛)にする意味ってある?」はこちら>>
第6回「【VIO脱毛】男性ウケはどう? ハイジニーナ女性と付き合った男性の本音は?」はこちら>>
第7回「【痛くないVIO脱毛】を発見! 痛みが苦手なアラフォー女性の体験談」はこちら>>
第8回「VIO脱毛の効果は?黒ずみは?8ヶ月後経過レポート【アラフォー体験記】」はこちら>>
第9回「デリケートゾーンのムレやかゆみ、黒ずみ対策には、天然素材の下着」はこちら>>