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デリケートゾーンも、歳を取ると変化します。その事実を知っていますか?

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ウン十年前の初潮以来ともいえる大きなからだの変化を、今まさに、これから迎えようとしているミモレ世代。肝心の女性ホルモンをコントロールしているのは、他ならぬ女性器(と、脳)。そのなかで、直接見たり触れたりできるのが、“膣からこっち側”の「膣まわり(=デリケートゾーン)」なのですが、女性としての大切な機能が集約されたその場所について、私たちは、日頃からどのくらい意識できているでしょうか?

フランスの大学で植物薬理学を学び、日本での植物療法の草分けとして、膣まわりのケアにも詳しい森田敦子さんは「フランスを始め世界の女性たちに比べ、日本女性の膣まわりとの向き合い方は、まだまだ未熟」と教えてくれます。年齢を重ねるにつれ、お肌にシワやシミが増えるように、実は、膣まわりも歳を取り、変化していることに気づいていますか? 顔のスキンケアは毎日欠かさないのに、より繊細な膣まわりをケアしないのは、一体なぜなのでしょう・・?

膣まわりとは、女性にとって、セックスや妊娠・出産だけでなく、健康や美容など幸せ全般に関わる大事なエリア。そんな膣まわりについて理解を深めることは、内側から美しく歳を重ねていくためにも欠かせません。日本では、いまだ“タブー”な雰囲気も漂うこの話題。でも、大人だからこそ、もっとオープンに考えてみませんか?

 

<新刊紹介>
『潤うからだ』

森田 敦子 著 ¥1200 ワニブックス

「あなたは、膣まわりのケアをきちんとしていますか?」この質問に自信を持って「ハイ!」と答えられる日本女性は、たぶんそう多くはないでしょう。日本での植物療法の第一人者である森田敦子さんが、本場フランスに留学していた当時、何よりも驚いたのは、日本人とフランス人との膣まわりに対する意識の差だったそう。生理や排泄、セックスから妊娠、出産まで、膣まわりは女性の人生にとって欠かせない場所であり、実は、からだのなかで最も繊細な器官。そんな大切な膣まわりとの向き合い方を、植物療法士としての豊富な知識と経験をもとに、多角的に解説しています。膣まわりは、女性の健康や精神バランスを推し量る上でも、重要なバロメーター。正しい知識と的確なケアを知ることで、女性が女性らしく輝ける「潤うからだ」を手に入れたい!


次回のテーマは「そもそも膣まわりってどんなところ?」。8月18日公開予定です。

(この記事は2018年8月11日時点の情報です)
文/村上治子 構成/川良咲子(編集部)