スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

子育てって、いつ終わるのでしょうね(笑)。終わらないのかな、一生。いくら成長したって、子供は子供。その事実は永遠に変わらない。親が責任を負う20歳までを子育てというのか。そんなこともない? 考えると気が遠くなりそうなので、やめますね(笑)。

 

我が家には3人の子供がいます。既に成人している長女を含め、まああ、色々あります。健康問題、進路、学校での交友関係。時に手に負えず、暗澹とした気持ちになったり、正直しんどいことも多々ある。特に、このコロナによる色々は、私たち親よりも子供たちを直撃したようで。私たちは、「きっといつか、この未曽有のパニックは終わる」と、さまざまな経験で理解していますが、子供たちに同じことをしろ、というのは無理。だって、経験値が少ないんです。体験に基づくデータ分析だって大人と同じようにできないだろうし、楽しいことやワクワクするようなことの貯金だって圧倒的に小さい。

昨年末くらいから、そのストレスがどっと出た、と言う感じでした。もちろん、この状況は、事実が噴出するきっかけにすぎず、今までにその端緒はたくさんあっただろうに、忙しさや仕事を言い訳に見なかった自分が明らかになった、と言う感じでした。

30代、小さな3人の子供たちにごはんを食べさせ、それぞれを違う園や学校に送り、1か月に1度は小児科に罹り、送りやお迎え、病気になった時のケアを誰がやるのかで、頭をフル回転させ――このことに加え、仕事は多忙を極め、やっとやり過ごしたなあ、と思いましたが、やり過ごしていなかった(笑)。小学校低学年はそれなりの、高学年は相応の、中学では想像以上の、高校生はまた別の意味の、大学生は思いもよらない「何か」があるのです。

さまざまなことが起きる前に、阻止できたり、他の道を選んだり、もしくは道を正したりできたら、もちろん良かったのでしょうが。できなかったことを恥じたりはしていません。

THINGS HAPPEN FOR A REASON
すべては起こるべくして起こっている!

この言葉にずいぶんと救われました。糧にできるか、今はわかりませんが、さまざまなことや感情から逃げずに、そして避けずにいよう、とだけ決意しています。

子育ては続くよ、いつまでも。

大草 直子

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