中３の思春期長男と、お弁当で日々会話しています

スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

急にイライラしたり、なんだかずっと寝ていたり。15歳男子の生態はよくわかりません（笑）。「おばさん、うるさいよ」とか私には憎まれ口をたたくのに、ダディの膝に乗ってきたりする。よくわかりません（笑）。

平日は私も忙しく、息子も朝はギリギリに起きるためバタバタしているし、学校やサッカーを終えて帰宅すると、もうくたくた――喧嘩にならないのは、あまり話していないからか。何がきっかけか覚えていませんが、２か月くらい前から毎日お弁当を持っていくようになり、なんだか少し会話が？　コミュニケーションが増えた気がします。小学校から中学まで、おそらく高校３年生まで給食だったはずが、中３にして初めて、彼に毎日お弁当を作るようになり。なんとなく、その日の体調や今のバイオリズム、心の在り方――みたいなことがわかるようになったから不思議ですね。

月曜日はたいてい完食。木曜日くらいになると、自分の嫌いな野菜は残すように。昼の時間、食べる勢いみたいな風情も感じられるから、お弁当を介して、さまざまなことを話しているような気がします。卵やトマトを食べないから、ランチボックスの世界観はブラウンですが。

まあ、大変っちゃあ大変ですが、たいてい、前の日の夕飯の残り、お総菜屋さん、母の差し入れ、もちろん冷凍食品も使いながら、楽しく続いています。

新著「飽きる勇気」にも、子育てや家族の考え方を書いていますが、頑張りすぎず、楽しみながら「子供とあれこれ」も、と思っています。

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