スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

毎日毎日、「まあ、こんなによく働くな」と思うくらい働いています。ありがたいことではあるけれど、ずっとこれが続くのもしんどいな、というのが正直なところです。

 

友人達とごはんに行くことも叶わず、大好きなサルサを踊りに行くことも封印。旅も無理、けれど、仕事だけはどんどん増えていく。

あ、文句を言っているわけではなく、そんな余裕もゆとりもない中、なんだか楽しく過ごせているわけですが。どうやって? という話です。

バタバタと忙しいときこそ、好きなことをやる10分を大切にしています。自宅で原稿を書いているときは、猫と遊ぶ10分。打ち合わせで東京を横断する日は、一瞬スタバで無心に。あとはね、10分読書はかなり有効。先日も渋谷のMIYASHITA PARKの共用スペースで本を読みました。30分あると市場リサーチとかしてしまうのですが、10分だからね。カフェにすら入れない。ジェーン・スーさんの「私がオバさんになったよ」を2章。残りはたいてい電車で読むのですが、GUCCIのネオンの横で読むジェーン・スーさんも良かった♡

要は、気分転換はそんなにたくさんの条件や環境を要しない、ということ。瞑想でも音楽を聴くでも、なんでも。24時間のうちの10分、自分へのギフトを。

大草 直子

原稿書かなきゃいけないのに、猫とのひととき。キスをしまくったら、肉球で「いや」と言われました。
家事の合間に1杯だけ、なんていう10分も良いよね。


「好きにフォーカスするのはワガママじゃない!初の人生本「飽きる勇気」発売中。」>>

大草直子の最新刊『飽きる勇気』ができるまで>>

大草直子ディレクターの最新コーデ
▼右にスワイプしてください▼

大草直子ディレクターの最新コーデ>>


前回記事「ロングシャツとパンツ――新しいセットアップの考え方」はこちら>>